MD松尾の月間ヒット予測:早くも年末商戦開始 「VitaTV」に「ライトニング FF13」 13年1

 「ヒット解析」でおなじみ、TSUTAYAで加盟店にゲームソフトの商品提案をしているマーチャンダイザー(MD)の松尾武人さんが、その経験と綿密な調査で、月間ランキングを大胆に予測する月1回の企画「MD松尾の月間ヒット予測」です。

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 2012年の11月は、「とびだせ どうぶつの森」(3DS、任天堂)がトップでした。3DS本体の普及に大きく貢献しましたね。また、「テイルズ オブ エクシリア2」(バンダイナムコゲームス)やZ指定タイトルの「コール オブ デューティ ブラックオプス2」(スクウェア・エニックス)などの大作が発売されたことも手伝って、10月に発売された新型PS3も好調でした。

 さて今年の11月は、例年よりちょっと早い14日から年末商戦がスタートします。「ワールドサッカーウイニングイレブン2014」(PS3・PSP・3DS、コナミデジタルエンタテインメント)を筆頭に、「コール オブ デューティ ゴースト」の字幕版(PS3・Xbox360・WiiU、スクウェア・エニックス)、「ゴッドイーター2」(Vita・PSP、バンダイナムコゲームス)と注目作の発売が集中しており、大商いになるのでは。

 また、14日にはVitaのタイトルが家庭のテレビで遊べる「PSVitaTV」も発売されます。値段も手ごろで、これまでエントリーを見合わせていたユーザーにとっては、有力な選択肢の一つになるのでは。

 ソフト部門の月間トップと予想しているのは、21日発売の「ライトニング リターンズ ファイナルファンタジー13」(PS3・Xbox360、スクウェア・エニックス)。開発中のものを見る機会がありましたが、やはりグラフィックはすごいの一言につきます。これまでの作品よりもアクション要素を重視しており、正直個人的にも欲しくなった作品です。「コール オブ デューティ ゴースト」は人気FPSの最新作ですが、シリーズを重ねるごとに売り上げを加速度的に伸ばしており今回も期待できそう。

 「ゴッドイーター2」も期待のタイトル。前作まではPSPで展開されていましたが、フットワークのよい丁寧な開発と作品のスピード感で中高生を中心にファンを増やしてきました。今回は、「討鬼伝」(コーエーテクモゲームス)などと同じく、PSP版とVita版の同時発売ですが、Vitaの新型本体や「PSVitaTV」の登場と、PSP版の売り上げがVita版に肉薄した「討鬼伝」の時とは状況が変わっているので、Vita版がかなり動くのでは。「ワンピース アンリミテッドワールド レッド」(3DS、バンダイナムコゲームス)は、クリスマス需要も見込めるタイトルなので、12月も売れてくれそうです。

 ◇13年11月のヒット予測

1位 ライトニング リターンズ ファイナルファンタジー13(PS3)

2位 ワールドサッカーウイニングイレブン2014(PS3)

3位 ゴッドイーター2(Vita)

4位 コール オブ デューティ ゴースト 字幕版(PS3)

5位 ポケットモンスター Y(3DS)

6位 ポケットモンスター X(3DS)

7位 ゴッドイーター2(PSP)

8位 ワンピース アンリミテッドワールド レッド(3DS)

9位 スーパーマリオ 3Dワールド(WiiU)

10位 バトルフィールド4(PS3)

 ◇参考資料 12年11月売り上げ結果(TSUTAYA調べ)

1位 とびだせ どうぶつの森(3DS)

2位 テイルズ オブ エクシリア2(PS3)

3位 コール オブ デューティ ブラックオプス2 字幕版(PS3)

4位 第2次スーパーロボット大戦OG(PS3)

5位 みんなのGOLF6(PS3)

6位 真・三國無双6 Empires(PS3)

7位 ポケモン不思議のダンジョン~マグナゲートと∞迷宮(3DS)

8位 アサシン クリード3(PS3)

9位 ワールドサッカー ウイニングイレブン 2013(PSP)

10位 レイトン教授VS逆転裁判(3DS)

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