「ガッチャマンクラウズ」など、多くのアニメの舞台になったことで知られる東京都立川市で26日、アニメイベント「立川あにきゃん 2013」が開かれた。当日は台風27号の影響で、昼前は強い風が吹き、雨も降る天候だったが、それでも昼過ぎから天気が小康状態になると、コスプレーヤーが次々と集まり、メインの会場となった駅前の「サンサンロード」は多くの人でにぎわった。

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　立川市は東京都のベッドタウンの一つで人口が約18万人。イベントは昨年から、町を盛り上げようと同市の三つの駅前商店街が協力したもので、今年はファンからの意見を取り入れてコスプレの撮影エリアを設けた。同市はもともとにぎやかな町だが、さらに多くの人たちを呼び込んで、さらに町を活性化させるのが狙いで、今年7～9月に放送された「ガッチャマンクラウズ」の放送時には、多くの若いファンが訪れたという。担当者は「（我々も）アニメも全話見ているし、一緒に盛り上がっていきたい。利益を上げるというよりは、地域のアピールになれば」と話している。

　この日は、台風27号の影響で1時間遅れの午前11時からスタート。コスプレーヤーのパフォーマンスなどのステージイベントや、スタンプラリーが開催された。さらに隣接する高島屋の1階では「魔法の天使クリィミーマミ」の展示コーナーもあり、さらに店の前にも痛車も展示。通りかかった人たちの注目を集めていた。参加したコスプレーヤーは、立川市を意識してか「ガッチャマンクラウズ」や「とある科学の超電磁砲」のキャラクターが目に付き、会場ではファン同士の撮影会も行われていた。

　また午後3時から開かれた「ガッチャマンクラウズ」のファン感謝イベントでは、主人公・一ノ瀬はじめ役の内田真礼さん、うつつ役の小岩井ことりさん、ベルク・カッツェ役の宮野真守さんの人気声優がサプライズとして登場。アニメの2期制作が発表されると、訪れた人たちが興奮して大声援を送っていた。（毎日新聞デジタル）