ちいかわ
第233話 黒い流れ星・後編(12)
1月7日(火)放送分
話題のマンガの魅力を担当編集が語る「マンガ質問状」。今回は、魔法使いの美少女と、彼女に守られる少年を描く、アニメ化も決定している水薙竜(みずなぎ・りゅう)さんの「ウィッチクラフトワークス」です。講談社「アフタヌーン編集部」の増田大祐さんに作品の魅力を聞きました。
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−−この作品の魅力は?
このマンガは、なんといっても圧倒的なヒロイン、炎の魔女・火々里(かがり)さん。そのものが見どころです。主人公・多華宮(たかみや)君を守るためにやってきた魔女で、大変頼りになるヒーローっぽいヒロインです。作品内では、「工房」と「塔」の二つの魔女勢力の戦いが続いていますが、そういった細かいことはいったん横に置いて、すべての敵をなぎ倒す火々里さんの活躍を楽しんでください! あと、作者・水薙竜氏が描きこんだ、コマの隅々にある細かいネタも楽しんでいただければ。相当に濃いネタもありますので、「元の作品」がわかった人はニヤリと笑ってください。
−−作品が生まれたきっかけは?
当時、掲載誌であるgood!アフタヌーンの創刊準備中でした。そこで、新雑誌のスタートに合わせて新企画を作ろう、というのがきっかけです。水薙氏から企画案がいくつか出てきて、それぞれの要素を抽出して組み合わせていきました。「学園」「魔女」「ファンタジー」等共通するキーワードはあったので、順調に打ち合わせが進んだ記憶があります。初期段階では、アメコミやグラフィックノベル等の影響を受けたハードな作品だった時期もありました。打ち合わせが進むにつれて、よりポップな今の「ウィッチクラフトワークス」になっていきました。
−−編集者として作品を担当して、今だから笑えるけれど当時は大変だった……、もしくはクスッとしたナイショのエピソードを教えてください。
水薙氏は、責任感が強い作家さんです。おかげで特に大変なことはなかったです。
ナイショというほどではないのですが、こんなエピソードがあります。毎回、新刊発売日にサイン本を用意しています。水薙氏は、講談社の会議室に山のように積まれた単行本と格闘しながら、サイン本を作っています。今度の6巻でも頑張ります!
−−今後の展開は?
多華宮君と火々里さんの過去をめぐる話等、物語の真相に迫っていきます。最新第6巻で、強敵・ウィークエンドとの戦いが終わりますが、今後も強力な魔女が登場する予定です。とはいえ、新キャラだけではなく、ケモミミたちKMM団など、今まで登場したキャラに注目が集まる話も予定しています。
−−読者へ一言お願いします。
2014年1月からテレビアニメが放送開始します。監督&シリーズ構成は、水島努監督。アニメーション制作は、J.C.STAFFと実力者ぞろいです! 水薙氏も、完成度の高さに驚いていました。ぜひ、読者の皆さんにも見ていただければ、と思っています。アニメの詳しい情報は、公式ホームページで情報が手に入りますので、よろしくお願いします! もちろん、マンガの方も新展開、新キャラを用意しています。第7巻以降のウィッチクラフトワークスも、よろしくお願いします。
講談社 アフタヌーン編集部 増田大祐
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