コミケ85:容疑者逮捕で「黒バス」ファンも安ど

「コミックマーケット85」に参加した「黒子のバスケ」のコスプレーヤー
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「コミックマーケット85」に参加した「黒子のバスケ」のコスプレーヤー

 日本最大の同人誌即売会「コミックマーケット(コミケ)85」が29日、東京ビッグサイト(東京都江東区)で始まり、15日に連続脅迫事件の容疑者が逮捕された人気マンガ「黒子のバスケ」のサークルも多数出展。参加者はほっとした様子でイベントを楽しんだ。

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 12年冬の「83」では、コミケの準備会宛てに「黒子のバスケ」のサークル不参加を要求する脅迫状が届いたこともあり、会場側の強い要請を受けて、出展サークルの約8%にあたる約900が見合わせとなった。13年夏に行われた前回の「84」では、見合わせ時とほぼ同規模のサークルが参加している。

 コミックマーケットは、マンガや小説、ゲームソフトなどさまざまなジャンルの創作物を扱った同人誌の即売会。75年から始まり、現在は夏と冬の年2回開催され、1日の動員数は最大20万人、毎回50万人以上が訪れる国内最大級のイベントとして知られる。

 今回は、3日間で例年と同規模の約3万5000サークルが出展する見通し。初日は、「進撃の巨人」や「黒子のバスケ」などのマンガやアニメなどを扱う約1万1800サークルが出展し、「シャッター前」や「壁」と呼ばれる人気のサークルには、開始から長い列ができた。企業ブースでは、アニメやゲーム会社の約140ブースが出展し、今回はディズニーやDeNAが初参加。アニプレックスのブースでは、アニメ「魔法少女まどか☆マギカ」や「アイドルマスター」のグッズを求めて3、4時間待ちの列ができた。

 2日目の30日は、同人ゲームから生まれた作品群「東方Project」やブラウザーゲーム「艦隊これくしょん」などを扱う約1万1700サークルが参加する。

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