MD松尾のヒット解析:星のカービィが最高の初動

 TSUTAYAで加盟店にゲームソフトの商品提案をしているマーチャンダイザー(MD)の松尾武人さん。バイヤー歴10年以上の松尾さんは、その経験からソフトの特徴に合わせた商品展開を得意としている。ベテランバイヤーがヒットの流れを解析し、今後の動きを予想する。

ウナギノボリ

 「星のカービィ トリプルデラックス」(3DS、任天堂)がものすごく良かった。TSUTAYAでは、初動としてはシリーズ最高クラスの高い売り上げを記録し、品薄になりました。年末商戦のラインアップにアクションゲームが少なかったこともあり、良質のアクションとしての期待も高く、年末あたりからテレビCMを投入したことも奏功して予約も絶好調でした。「ゼルダの伝説 神々のトライフォース2」(同)もそうでしたが、ゲーム画面を活用したテレビCMが売り上げにつながっていますね。

 ◇今週の動き

 新作のラインアップが乏しいこともあり、「星のカービィ トリプルデラックス」、「パズドラZ」(3DS、ガンホー・オンライン・エンターテイメント)、「ゼルダの伝説 神々のトライフォース2」といった上位陣が安泰でしょう。

 ◇ランキングは次の通り。(6~12日・TSUTAYA調べ・限定版含む)

1位 星のカービィ トリプルデラックス(3DS)

2位 パズドラZ(3DS)

3位 ゼルダの伝説 神々のトライフォース2(3DS)

4位 ファイナルファンタジー 10/10−2 HD Remaster(PS3)

5位 ファイナルファンタジー 10/10−2 HD Remaster ツインパック(Vita)

6位 モンスターハンター4(3DS)

7位 ポケットモンスターX(3DS)

8位 真・ガンダム無双(PS3)

9位 戦闘中 伝説の忍とサバイバルバトル!(3DS)

10位 ポケットモンスターY(3DS)

 ◇プロフィル

 松尾武人(まつお・たけと) TSUTAYAゲームリサイクル企画グループ リーダー

 「GAME TSUTAYA」加盟約550店に新作ゲームの商品提案をするマーチャンダイザー。96年から家電量販店でゲームのバイヤーを担当。02年にTSUTAYA入社後も一貫してバイヤーの道を歩んできた。ネオジオCDを2台購入したほどの格闘ゲーム好きだったが、現在は携帯版ドラクエなどで遊ぶ日々が続いている。

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