ダレノガレ明美:イジられても「私のことを気にかけてくれてサンキュー」とポジティブ

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 歯に衣(きぬ)着せぬストレートな物言いで人気のモデルでタレントのダレノガレ明美さんが、25日放送の「世界の日本人妻は見た!」(MBS・TBS系、午後7時)に出演する。ダレノガレさんは、番組で南米ペルーの世界遺産クスコに住む日本人妻に密着。標高3500メートルで花嫁修業する様子も放送される。このほどスタジオ収録をしたダレノガレさんに、ペルーでの体験や理想の家庭像などについて聞いた。

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 −−ペルーではさまざまな体験をしたそうですね。

 すごくいい国でしたよ。とにかくどの村に行っても、子どもも大人もみんな笑顔で。日本みたいに物がたくさんあるわけではないけれど笑顔でした。それがすてきだなって。日本人って、裕福なのにめっちゃキレるし、イライラしてるし、笑わないじゃないですか。その真逆というか、みんなずっと笑っていたのが印象的でした。日本の子どもは、おもちゃは買ったり、与えられるものみたいな感じだけど、向こうの子どもは自分たちで作って遊んでるんですよね。ほんと、ちょっとしたことでも笑う。私がちょっと変顔しても、日本じゃたいして笑ってくれないけど、向こうの子どもはソッコーで笑ってくれるんです。それがうれしかったりしたし。素朴な生活の大切さとか……電気とか食べ物の大切さとか、いろいろ学ばせてもらって、すごくいい経験をさせてもらったと思います。

 −−でも、大変じゃなかったですか?

 そんなに大変なことはなかったですよ。ただ、子どもたちが最初にワーッて寄って来てくれたとき、うしろからボールぶつけられてめっちゃ痛かったり、おっぱいもまれたりして、「このクソガキ!」って思ったけど(笑い)。

 −−今後行ってみたい国はありますか?

 欧州です。もともと「ハリー・ポッター」が好きで、小学校の卒業アルバムで、「将来の夢は英国留学」って書いたくらいなんですよ。でも番組のディレクターさんからは、「おまえをキレイな街に行かせても、何も面白くない!」って言われてるんでムリでしょうね(笑い)。まあ、携帯がつながるところなら、どこでも行きます。昼間はどんなへき地でもいいけど、夜、ホテルでつながればオーケーなんで。ペルーも大丈夫でしたよ。マチュピチュはちょっと電波が悪くて、LINEはちょっとしかできませんでしたけど(笑い)。

 −−番組では爆笑問題さんと一緒でしたが、もともと爆笑問題さんの番組がきっかけでデビューしたんですよね。

 そうです。最初に出たテレビが「サンデージャポン」(TBS系)だったんで。それからいろいろよくしていただいている、芸能界の大好きなお兄ちゃんです。いろいろ教えてくれるし、いつも温かく見守ってくれて。お二人がいると変に緊張とかしないし、すごく楽な気持ちで番組にも臨めます。

 −−いつもどんなやりとりを?

 田中(裕二)さんが、私が飼ってる猫を好きでいてくれて。いつも「最近の猫の写真見せて。早く早く」って。それで見せてあげると「可愛いでちゅね~」って。太田(光)さんは、私の顔を見るなり「ダ~レノガレ~」とかって、名前を呼んで遊ぶんですよ。私はそうやってかまってもらえるのが、すごくうれしくて。それがお二人の優しさっていうか。ただ、たまに収録中にいきなり私の私生活のことをぶっこんでくるんで、「コラコラコラ~!」ってなりますけど(笑い)。明石家さんまさん、今田耕司さん、みなさんそうやって私をイジってくれて、本当に楽しいしうれしい。この世界は、イジられてナンボですからね(笑い)。

 −−ネットでも、いろいろイジられてますが。

 そういうのは気にしないです。気にしたことないです。殺人予告が来たときも、まったく気にしなかった。むしろ私のことを気にかけてくれてサンキューみたいな(笑い)。私のことを気にかけてくれていないと、あんなにいろいろ書けないですからね。

 −−ポジティブ思考ですね!

 マイナス思考に陥りたくないんですよ。もしマイナス思考になったときは、この仕事をやめるときだと思ってます。もし仕事でマイナス思考になったら、きっと私、外に出られなくなっちゃうと思うんで。

 −−テレビでは、恋愛の体験談もいろいろぶっちゃけてますが。

 ぜんぜん、ぶっちゃけてないですよ。ただ、言いたいことを言ってるだけです。

 −−それをぶっちゃけると言うんじゃないかと。

 あ、そうなんだ~(笑い)。でも恋愛の話とか、みんな何で隠すの?って思う。だって昔の話だし。別に恥ずかしいことじゃないし、泣くような話でもないし。それに、変に隠れなくていいから、こういうスタンスのほうが気楽なんですよ。もし隠れてそういうことをしてたら、写真誌に撮られたときとか、めんどうくさいじゃないですか。「付き合ってる人はいないって言ってたのに、付き合ってんじゃん!」って、そういうバレ方をするのが嫌なんです。ようは、ガールズトークの延長ですね。テレビでもネットでもガールズトークして、それでワイワイやって、ストレスをためないようにしてるみたいな。極端だけど、ストレスをためてクレイジーになって罪でも犯したら、それで人生終わっちゃうじゃん! それだったら言いたいこと言って、それで誰かに嫌われたとしても、そのくらいのほうが可愛いなって思います。

 −−番組は「世界の日本人妻は見た!」というタイトルですが、ダレノガレさんは、どんな家庭を築きたいですか?

 だんなさんが、ちゃんと家に帰って来る家庭にしたいです。飲みに行こうって誘われても「奥さんが、ご飯作って待っててくれてるから」って断って、帰って来てくれるみたいな。うちは実家がけっこう厳しくて、自分のことは全部自分でしなさいって育てられたし、1人暮らしも長いんで、料理とか掃除とか家のことは一通り全部できるんです。それに、男は胃袋をつかめっていうじゃないですか。それで、栄養学を勉強してバランスを考えた料理をよく作っていて。友だちもよく食べに来るんですよ。「材料買って行くから、泊まりに行っていい?」って。おいしいって言ってくれるのはうれしいんだけど、旅館じゃないんだからって(笑い)。だから、夕ご飯とか朝ご飯は、必ず家族で食べるみたいなのが理想かな~。よく、浮気して何日も家に帰らない人とかいるじゃないですか。私、そういうのは嫌なんですよね。だから、浮気しても帰って来てくれれば、それでいいかなって。ただ、もし浮気がバレたらぶっ飛ばすけど(笑い)。

 <プロフィル>

 身長164センチ、スリーサイズはB83・W54・H86、足のサイズは23.5センチ。アパレルや歯科助手の仕事をへて、2012年5月にファッション誌「JJ」のモデルとしてデビュー。同年、情報バラエティー番組「サンデージャポン」(TBS系)の出演をきっかけにタレントとしても活動。モデルとして「東京ガールズコレクション」などに出演するほか、テレビでは「内村とザワつく夜」(TBS系)などにレギュラー出演している。

 (インタビュー・文・撮影:榑林史章)

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