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横山ルリカ:アイドルの枠に収まらず「どんな肩書も間違いではないという存在に」

芸能 アイドル
初アルバム「ラピスラズリ」について語った横山ルリカさん

 昨年ソロデビューを果たしたアイドリング!!!のメンバー、横山ルリカさんが待望の初アルバム「ラピスラズリ」を19日にリリースした。前山田健一(ヒャダイン)さんがプロデュースしたシングル曲をはじめ、ポジティブな力を持った楽曲が多数収録されている。初めて作詞を手がけた楽曲「Re−Start」に込めた思いなどについて話を聞いた。

 −−初アルバム「ラピスラズリ」は、非常にシンプルで分かりやすい、まっすぐなメッセージソングが多く収録されたアルバムになりましたね。

 はい。やっぱりファーストアルバムなので、自分自身が象徴されているアルバムがいいなと思っていたんです。それで、生き方とか考え方とかを歌ったメッセージソングが、きっと私には向いていると思って。ファンの方が私に対して持っているイメージも、女の子らしく可愛らしいキャラクターではなく、我が道を行く!みたいなほうだと思うし。だから新しいことに挑戦するのではなく、自分自身の基盤になっているものを表現できたらいいなと思っていました。そういう曲に出合えたことも重要で、こういういわゆるアイドルの概念を変えてくれるような曲たちにたくさん巡り合えたことは、すごく幸せなことだと思っています。

 −−最後に収録されている「Re−Start」という曲では、横山さんご自身が作詞を手がけていますが、作業は大変でしたか?

 最初は卒業をテーマに書いていたんですが、抽象的だったりフワフワしたものになってしまったりして、なかなかしっくりくるものが書けなかったんです。それで、思い切ってレコーディング直前に、テーマを「リスタート」に変えて、2~3時間で一気に書いたんです!

 −−レコーディング直前にテーマを変更して、2~3時間で書けたのはすごいですね。

 せっかくの初作詞ですから、納得いかないものを世に出したくなかったんですよね。結果的に、時間をかけずパッと書いたら、自分にうそがなく納得するものが書けました。自分には、そういうやり方が合っているんだなって、実際に作ってみて分かりました。あと分かったのは、思いつかないときは、何をやっても思いつかないんだなってことです(笑い)。

 −−その「Re-Start」には、「人生は自分次第」というような歌詞が出てきますが、そこにはどんな気持ちを込めましたか?

 自分が変われば周りも変わるし、自分次第で状況は切り開ける。人のせいにしてばかりいては、何も進まないということです。私は20歳になる少し前くらいにそういうことに気づけたんですが、一つ一つ考え方を修正していったら、物事がうまく回るようになったんです。1回しかない人生だし、ふてくされてる時間はもったいないですから。それはどんな人の人生でもきっと同じで、会社で嫌なこともあるだろうし、何かの挫折を感じたときこそ、そういう前向きな気持ちに変われるチャンスだと思うんです。ツイてないことがあっても、それは何かを得るための挫折なんじゃないかって。

 −−横山さんも挫折を味わったことがあるんでしょうか。

 日常のレベルでたくさんありますよ。アイドリング!!!は同世代の女の子の集まりで、みんな個々でタレント活動をやっていて、仲間であると同時にライバルでもあるわけで。メンバーと自分を比べることでも挫折感を味わうし、決まっていた仕事がなくなっちゃったときは、自分の何がいけなかったのかってすごく考えてしまったりとか。さすがに、奈落の底に落ちたくらいの大きな挫折はないけど、小さな挫折がいくつもあって、その都度それを乗り越えてきたことで、成長してこられたと思っています。きっと、これからの人生もずっとその繰り返しなんでしょうね。

 −−そういう前向きさは、アルバム全体から感じられますね。

 はい。アルバムには大切な人を思う歌、自分の人生のあり方について歌ったもの、つらいことがあっても進んでいく歌もあったり……。いろんなタイプの曲がありますが、結果として全部前向きなものになっています。世の中、嫌なことがいっぱいあるけど、自分が頑張れば明日はいいことが起きるかもしれないと思ったら、もっと頑張れると思うんです。そういう気の持ち方が、アルバムを通して伝わったらうれしいですね。ネガティブを受け入れて、自分のやるべきことを見つけて進む……それが自分にとって一番いいことなんだって、私自身アイドリング!!!やソロの活動をやっていて分かったことです。私って結構、頑固だし、投げやりになることもあったんですけど、それは結果として自分のためにならないって、実体験として分かったことだから、それをみんなに伝えたいです。

 −−今後のソロ活動については、どんなふうに考えていますか? ゆくゆくはアーティストの横山ルリカと呼んでもらえるようになりたいとか。

 なりたいですけど、他の活動も合わせてやっていきたいので、スタンスを例えるなら柴咲コウさんのような感じというか……。柴咲さんは女優でもありアーティストでもあり、どっちの側面もしっかり持ってらっしゃる。私ももっと成長したら、アーティストという肩書もあるし、アイドルという肩書もあって、タレントという肩書もあるみたいな、どんな肩書を当てはめても間違いではないという存在になりたいです。

 −−でも横山さんは、基本的にはアイドルなんですよね?

 アイドリング!!!のファンの人は別にしても、そもそも横山ルリカ=アイドルと思っている人って、少ないんじゃないですか(笑い)。それにソロデビューしたことで、アイドルの枠に収まらない活動もさせていただけるようになったので、単純にアイドルというくくりとは違うかなと思うし……。実際ソロデビューして、少しずついろいろなことが変わったと思うんです。アニメ「トリコ」のエンディングテーマ「メガラバ」で私のことを知って、握手会に来てくださる小さいお子さんや家族連れの方が増えたし、いろいろな曲を歌わせてもらえたことで、歌える楽曲の幅も広げてもらえたし。今までの自分にはなかったものにたくさん出合えたことは、私にとっての本当の宝物です。

 <プロフィル>

 1991年9月27日生まれ。2006年10月から、ガールズユニットの「アイドリング!!!」に加入し、9号として活動。昨年6月にシングル「Walk My Way」でソロデビュー。テレビアニメ「トリコ」エンディングテーマ「メガラバ」などをリリース。初アルバムのタイトル「ラピスラズリ」は「瑠璃(るり)色」の意味で、名前のルリカをかけているという。FM NACK5「The Nutty Radio Show おに魂」内で初のラジオレギュラー番組「横山ルリカの教えて9ださい!」が毎週月曜午後9時45分~10時5分に放送中。

 (インタビュー・文・撮影:榑林史章)

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