宇宙兄弟展:初の大規模作品展で原画200点公開 原作者・小山宙哉さん「恥ずかしい」

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 幼いころ宇宙飛行士になる約束をした兄弟の物語を描いた人気マンガ「宇宙兄弟」の原作者・小山宙哉さんが30日、東京・日本橋の日本橋三越本店で5月1~6日に開催される作品展「宇宙兄弟展」の内覧会に登場。同作にとって初の大規模展で、小山さんは「原画を見ていただくと、ペンやインクの跡も見えるので、興味がある方は参考になると思う。ここは失敗したなとばれるのは恥ずかしいけど、それもふまえて楽しんで」と呼びかけた。

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 同展は、初公開の原画約200点や、小山さんのネタ帳、ラフスケッチ、アニメの設定画などの貴重な資料が展示されるほか、宇宙航空研究開発機構(JAXA)から借用した約3メートルのスペースシャトル巨大模型なども展示。小山さんのオリジナル脚本で描く初の劇場版アニメ「宇宙兄弟#0」(8月9日公開)の新着絵コンテの一部も公開する。テレビアニメで兄の六太の声を担当する声優の平田広明さんと、弟・日々人(ひびと)役のKENNさんによる音声ガイド(有料)も用意されるほか、オリジナルグッズなども販売される。

 「限りなく本物に近い」という宇宙服のレプリカなどと記念撮影することもでき、小山さんは「写真を撮れるところが楽しいと思う」といい、会場に用意された宇宙飛行士姿の日々人と六太のイラストと並び、記念撮影を楽しんでいた。人気マンガ「スラムダンク」で育ったという小山さんは、「(主人公の)桜木花道を友達みたいに感じていた。(宇宙兄弟も)そういうふうになってもらえたらうれしい」と話していた。

 開展は午前10時~午後6時半(午後7時閉場)。最終日は午後5時まで(午後5時半閉場)。入場料は、一般・大学生が800円、高校・中学生が600円。小学生以下は無料。

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