神の雫:仏最高賞の人気ワインマンガ 10年の連載に幕

5月23日に発売される「神の雫」42巻の表紙
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5月23日に発売される「神の雫」42巻の表紙

 フランスや韓国などでも人気を博し、2009年にテレビドラマ化もされたワインマンガ「神の雫」が、6月12日発売の「モーニング」(講談社)28号で完結することが、5月22日発売の同誌25号で明らかになった。第436話「継承者たち」の最終ページに「終幕まであと3回」と告知されており、04年から続く10年間の連載に終止符を打つ。

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 「神の雫」は、ワイン評論家・神咲豊多香の時価20億超のワインコレクション相続をめぐって、息子の神咲雫と養子の遠峰一青がワイン対決に挑むという内容。「金田一少年の事件簿」など多くのヒット作を手掛けたマンガ原作者・樹林伸さんらが共同ペンネーム「亜樹直」として原作を担当している。作画担当は「サイコドクター・楷恭介」のオキモト・シュウさん。

 コミックスの累計発行部数は、国内だけで500万部、世界では1000万部を突破しており、韓国でワインブームを巻き起こした。またフランスでも代表的なワイン専門誌「ラ・ルビュー・ド・バン・ド・フランス」が贈る「今年の特別賞」(最高賞)に「亜樹直」の名前で選出されている。

 作中では、豊多香の遺書につづられた12本の「使徒」、頂点に立つ「神の雫」、計13本のワインを探す物語となっている。モーニング編集部によると、作品が当初の構想よりも長くなったため、「第十二の使徒」のエピソードで物語を閉じ、「神の雫」の物語は、別の連載にするという。23日にはコミックスの最新巻となる42巻が発売される。

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