AKB48総選挙：さしこ首位発進に安堵　投票速報に悲喜こもごものメンバーコメント集

　HKT48の指原莉乃さんが21日、人気アイドルグループ「AKB48」の37枚目のシングル（タイトル未定、8月発売）の楽曲を歌う選抜メンバーをファン投票で決める「第6回AKB48選抜総選挙」の投票速報で暫定首位に立ち、「今日一日すごく張りつめたものが自分の中であったので、早いとは分かっていますが、今、すごく安心しています」と喜びのコメントを発表した。

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　さしこ、史上初の連覇へ向けて好スタートだ。速報得票数は3万7582票。別現場での仕事中に、2位の渡辺麻友さん（2万5283票）に1万2000票以上の大差をつける結果を知った指原さんは安堵（あんど）したという。また、劇場総支配人としてプロデュース力を発揮しているHKT48メンバーの大躍進（昨年ランクインは6人）にも触れ、「まだ速報ですが、HKT48から15人（兼任含む）も入ったことも、とてもうれしいです」と喜びを語っている。

　一方、渡辺さんはAKB48劇場でのチームB公演のステージで、メンバーとともに祈るように順位発表を見守ったが、結果は大差をつけられ2位。チームBキャプテンの倉持明日香さんが「さっしー（暫定1位の指原さん）すごくない？　こんなにたくさん！」とコメントすると、渡辺さんも「すごすぎる！」と話を合わせていたが、悔しさがにじんでいた。それでも、22日に動画配信サービス「ニコニコ生放送」の特別生番組に出演し、「開票日まで2週間、皆さんと全力で突っ走っていきたい。今年こそ1位を取りにいきたいと思っていますので、皆さん頑張りましょう！」と逆転Vに向けて前向きだった。

　チームBの“交換留学生”として総選挙に初参加した「乃木坂46」の生駒里奈さんは、暫定56位ながら名前を呼ばれると、ぱっと表情を明るくし笑顔だった。その後、ブログを更新し、「まさか名前を呼ばれるとは。びっくりですが、私のためにと動いてくださった皆さんがいるというのを感じて本当に感謝しています。入ったからには開票日まで一生懸命活動して乃木坂46の数字『46』を目標に頑張っていきたいと思います！」と思いを明かしている。

　暫定3位に入ったSKE48の松井珠理奈さんや暫定6位の松井玲奈さん、7位に入ったNMB48の山本彩さんらは自身のグーグルプラスで速報結果についてコメント。松井珠理奈さんは、発表時にファンから「えー」という声が漏れたことに触れ、「それだけ期待していただけてたのかなあと思って、うれしい気持ちと、悔しい気持ちが芽ばえました」とつづり、「まだ、これで終わりじゃないですもんね！！　そう思ったら不安にもなります……。でも、今は感謝の気持ちをしっかりお伝えしたいです！！　本当にありがとうございます！！」と自身を奮い立たせていた。

　松井玲奈さんも「速報発表見て今年は目標（1位）から0が一つ増えちゃうのかなって……。うーん、やっぱり私はまだまだなんだなあ。みんなごめんなさい。でも速報だもんね！」と複雑な心境を吐露。山本さんは「神7に自分の名前があることをとてもうれしく思います」などと喜びと感謝を述べながら、「正直、速報結果で考えると1位までの道のりも遠過ぎてくじけそうです……」と悔しさをにじませ、「でも、ここでとどまりたくない。あきらめたくない。時間だってまだある。皆さん、私たちまだまだこれからですよね？　一緒にてっぺん目指してください！！！！！」と力強く呼びかけた。

　また、暫定17位と今年も出遅れ暫定で選抜入りを果たせなかったAKB48の小嶋陽菜さんはツイッターを更新。「伝統芸とか、スロースターターとか、みんなそれが見たいのかな」といいつつも、「周りはいいけど、私のファンのみんなも言ってるのがとっても不安です。私だってAKBにいるうちは総選挙が大事なイベントです！　みんなとAKB人生で一番の思い出を作りたいです！」と複雑な心境をつづっている。

　今年で6回目となる「AKB48選抜総選挙」は、史上最多の総勢296人が参加し、上位80人まで順位を決める。開票イベントは6月7日に「味の素スタジアム」（東京都調布市）で開催予定。投票は6月6日午後3時で締め切られる。