男坂:車田正美の“未完”の大作が29年ぶり復活

(C)車田正美/集英社
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(C)車田正美/集英社

 「聖闘士星矢」などで知られるマンガ家の車田正美さんの「男坂」が29年ぶりに復活することが2日、明らかになった。車田さんのマンガ家デビュー40周年を記念した「車田正美 熱血画道 40周年」の企画の一環として、ウェブサイト「週プレ NEWS」で9日から毎週月曜に無料配信する。同作は連載終了時に「未完」と大書されたラストページが話題を集めており、今回の復活によって晴れて完結するかが注目される。

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 「男坂」は車田さんの連載4作目として、「週刊少年ジャンプ」(集英社)の1984年32号(84年7 月10日発売)から85年12号(85年2月19日発売)まで連載。ケンカの天才で“太陽のような男”と呼ばれる一匹狼の菊川仁義と硬派な男たちが「仁義軍団」を結成し、海外からの脅威に立ち向かう姿が描かれた。

 コミックスを3巻まで刊行されたが、“喧嘩鬼”など全容が描かれなかった謎の設定が数多くあり、仁義が"北の帝王・神威剣に会いに行くというところで終了している。連載の最終ページは、長く険しい男坂を上る仁義のイメージカットと“未完”と大きく書かれていた。

 車田さんは2日発売の「週刊プレイボーイ」(集英社)24号のインタビューで「まずは 8 話。『北の大地編』を描くことで、30年前のケジメをつける。その後は読者の反応次第」と話している。

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