栗田貫一:ルパン役20年で次元・小林清志から労い

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 人気アニメ「ルパン三世」の劇場版アニメ「LUPIN THE 3RD 次元大介の墓標」(小池健監督)初日舞台あいさつが21日、東京都内で行われ、ルパン役の栗田貫一さん、次元役の小林清志さんらが登場。栗田さんは「20年間ルパンに携わって初めて、小林清志さんという役者と男同士の芝居をさせてもらった気がする」と話すと、小林さんは「栗田君はものすごく勉強している。(初代ルパン役の)山田康雄のルパンの亡霊を振り払って栗ちゃんらしいルパンにつけかえてもいいんじゃないかと思う。頑張ってちょうだいよ」と激励し、会場は温かい拍手に包まれた。

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 栗田さんは同作について「“裏ルパン”という感じ。子供は見なくていい。テレビで放送できない。もっとダーティーで悪くてていい」と表現し、「テレビで放送されているのは最近はとてもいいルパンから始まっちゃうのが違う感じ。はなからいい人同士でコンビを組んだ作品ではなくて、悪者同士がたまたま人を助けてちょっといい人になっちゃったみたいなのでいいじゃないですか」と持論を展開すると、小林さんも「その通り!」と同意。「(今回は)話もモンキー・パンチさんが雑誌に載せた当時の大人のマンガに回帰した感じで感心した」と絶賛した。

 また、「シリーズの続編は約束できないけれど、ルパンの応援を続けてほしい」という小池監督に、小林さんは「最初のルパンは小道具に凝っていた。精密に描かれていた。それをまた再現していただければありがたい。これからもお願いしますよ」と注文をつけつつも温かい言葉をかけ、栗田さんに「今後も2人で頑張っていこうな」と声を掛けた。

 映画は、2012年に放送されたテレビシリーズ「LUPIN the Third ~峰不二子という女~」に続くシリーズ第2弾。「次元大介の墓標」は、ルパンと次元がどのような経緯で相棒になったかを描く。劇場版は新宿バルト9(東京都新宿区)をはじめ全国10都市で期間限定公開される。

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