シンガー・ソングライターの松任谷由実さんが23日、東京都内で行われた舞台「Yuming sings…『あなたがいたから私がいた』」の制作発表会見に、脚本と演出を担当する夫の松任谷正隆さんとともに登場。自身の生歌と俳優たちの演技が融合した舞台で、由実さんは披露予定の楽曲として「ダンスのように抱き寄せたい」を挙げたが、正隆さんは同曲の使用を急きょ取りやめたと説明。MCから“夫婦のコミュニケーション不足”を指摘されると、由実さんは「連絡を取り合わないのが仲良しの秘訣(ひけつ)」と切り返して、笑わせた。
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今回の舞台は、由実さんが帝国劇場のコラボ第2弾で、現代と戦時中を行き来しながら、3人の男女の友情を描く。由実さんと女優の比嘉愛未さんがダブル主演を務め、福田沙紀さん、渡部豪太さん、石黒賢さん、藤真利子さんらが出演する。物語は、教会から始まり教会で幕を下ろすという。
会見には、比嘉さんらキャスト陣も登場。1月に「真田十勇士」で初舞台を踏んだばかりで、初めて帝劇のステージを踏む比嘉さんは「不安や緊張がありますが、帝国劇場に立てることは二度とないと思っているので、悔いのないようにやっていきたい」と意気込んだ。同じく“帝劇デビュー”となった渡部さんは「父母とドライブした車の中で『中央フリーウェイ』を聴いたのがユーミンさんの曲を聴いたきっかけ。父母がデートのときに聴いたんだよと聞いたのが印象に残っています」とエピソードを披露した。舞台は10月8日~31日に帝国劇場で上演予定。