広島県竹原市を舞台にしたアニメ「たまゆら」シリーズの完結編となる劇場版「たまゆら 完結編（仮）」が製作されることが3日、分かった。劇場版は4部作で、第1部が2015年春に公開される。同日に日比谷公会堂（東京都千代田区）で開催されたイベント「たまゆら祭2014」で発表された。

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　「たまゆら」は、写真が好きな女子高生・沢渡楓と友人の日常を描いたアニメ。2010年にOVAが発表され、テレビアニメ第1期が11年10～12月、第2期が13年7～9月に放送された。実在の町並みと本物の地名がそのままアニメに登場したことでも話題になった。完結編は、楓たちの高校卒業までの1年間が描かれ、キャラクターデザインの飯塚晴子さんが同シリーズでは初めて総作画監督を務める。

　イベントには、楓役の竹達彩奈さんのほか、阿澄佳奈さん、井口裕香さんら声優陣が登壇。竹達さんは「きっと完結編では3年生になった楓ちゃんたちが、ふんわりと、時にあぐれっしぶに過ごす姿が見られるんじゃないかと期待しています。高校3年生という大切な時間をどう過ごしていくのか、一緒に見守っていただけるとうれしいです。今度は劇場でお会いしましょう！」とファンにメッセージを送っていた。

　◇発表されたスタッフ（敬称略）

　原作・監督・シリーズ構成：佐藤順一▽脚本：吉田玲子、山田由香、ハラダサヤカ▽キャラクターデザイン・総作画監督：飯塚晴子