日本発の変形ロボット玩具「トランスフォーマー」の世界最大級の展覧会「トランスフォーマー博」が9日、パシフィコ横浜(横浜市西区)で開幕した。人気キャラクターのオプティマスプライムとバンブルビーの巨大立像や映画版の名シーンを再現したような巨大ジオラマの展示、トランスフォーマーを使った3Dプロジェクションマッピング、ゴーグルをつけて360度3Dバーチャルでトランスフォーマーの世界観が体験できるコーナーなどが用意されている。会期は17日まで。
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「トランスフォーマー」は、車やヘリなどに形状を変えられるロボット玩具。1984年に誕生し、世界130以上の国々で発売されており、アニメや実写映画化もされている。「トランスフォーマー博」は、玩具やアニメの生誕30周年、映画「トランスフォーマー/ロストエイジ」の公開を記念して開催される。日本でトランスフォーマーの展覧会が行われるのは初めて。
会場は六つのゾーンで構成されており、入り口をくぐった最初のゾーン1では、トランスフォーマーのかたまりという1.2メートル角のキューブ「オールスパーク」などを展示。ゾーン2に進むと、倒壊したビルや瓦礫が広がる巨大ジオラマが登場し、トランスフォーマーの壮絶な戦いを疑似体験できる。ゾーン3では、オプティマスプライムとバンブルビーの立像や多面スクリーンを利用した迫力の3Dプロジェクションマッピングが展開。
メインホールとなるゾーン4には、約7メートルのオプティマスプライムと、ほぼ実物大の約6メートルのバンブルビーを展示。巨大立像の脇には変形前の車両もそれぞれ展示されており、オプティマスプライムの立像横には同じ目線の高さまで上がって近くで鑑賞できるクレーンが備え付けられている。また、360度3Dバーチャルリアリティーが体験できるゴーグル型の「オキュラス・リフト」を装着して、トランスフォーマーの戦いをダイナミックな臨場感で楽しめるコーナーも。会期中にイベントが行われるステージも設けられている。
ゾーン5は、トランスフォーマー30年の歴史を堪能できるエリア。これまでに制作された玩具3000体以上が陳列されており、玩具パッケージの原画や歴代の映像作品、テレビCMも紹介されている。最後のゾーン6は、物販コーナー。トランスフォーマーをモチーフにした洋服や雑貨のほか、同展示会の開催を記念して制作された玩具も販売されている。
「トランスフォーマー博」はパシフィコ横浜の展示ホールB、Cで開催。入場券は、当日券が大人2600円、高校生以下1300円。
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