高橋ひかる:「学芸会では脇役」 国民的美少女の素顔は普通の中学生

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 第14回全日本国民的美少女コンテストでグランプリに輝いた滋賀県出身の中学1年生、高橋ひかるさんがインタビューに応じた。グランプリ受賞からしばらくが経過し、「周りの祝福や取材を受けるうちに、実感も少し湧いてきました」とはにかむ高橋さんにコンテスト応募のきっかけや今後の夢について聞いた。

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 高橋さんは、2001年9月23日生まれの12歳。父、母、高校3年の姉の4人家族で、滋賀県に暮らす中学1年生だ。体育が得意で、学校ではバスケットボール部に所属。小5から地元のダンススクールに通うスポーツ少女で、長所は「元気で明るいところ」と屈託のない笑顔で話す。

 「これまでは学芸会などに出ても脇役でした。もちろん、芸能活動もしたことがありません」という“普通の中学生”だった高橋さんが、コンテストに応募したきっかけは「ダンススクールの先生が勧めてくれた」。「友達が目立つタイプの子なので、私は常に応援役で……」と話す一方で、幼稚園時代に見た「モーニング娘。」のDVDで憧れを抱き、その後、AKB48の活躍なども通して「芸能界に興味を持つようになった」という高橋さんの思いもあり、恩師が後押ししてくれた。

 応募は「お母さんに写真を撮ってもらいました。『ちゃんと笑って』といわれても上手に笑顔を作れなくて。お母さんとけんかをしながら撮影しました」と写真を送るにも四苦八苦だったというが、見事、予選を通過。「ダンスの先生が喜んで一緒に飛び跳ねてくれました」と喜びを口にしつつ、本選への出場は「仲のいい友達など一部の人にだけ」伝えて臨んだという。

 そして迎えた本選当日のことは「緊張し過ぎていてあまり覚えていない」といい、「実技で審査員の方からの質問にうまく答えられずに、恥ずかしい答えになってしまって悔しかったです。結果発表で、(各賞から順に)だんだん呼ばれる人の数が少なくなっていって、『あっ、もうダメだ』と思って泣きそうでした」と率直な思いを口にする。しかし、グランプリで名前を呼ばれた高橋さんは“うれし涙”で号泣。「グランプリを取れるとは思っていなかったので、とてもうれしいです。何も考えられなくて、ただびっくり」と喜びを爆発させた。

 会場には家族全員が応援に駆けつけた。「普段、あまり泣かないタイプのお姉ちゃんもその場で泣いてくれたみたいです。お母さんに後から教えてもらって『そうなんだ!』と思いました」と満面の笑み。以降、友人などからも「『おめでとう』の連絡がたくさん届いた」という。

 グランプリ受賞で、オスカープロモーションへの所属やテレビドラマ出演などが決定したが、高橋さんが憧れるのは「剛力彩芽さんのような女優さんになること」。剛力さんは「キレッキレのダンスも魅力」だといい、特技のダンスで「一緒に踊りたいです!」と意気込む。実際、「剛力さんのダンスも踊れるように一生懸命練習しています」というが、「難しくてなかなか上手になれない」と高橋さんは苦笑する。

 今後の課題は「ダンスの練習」に加えて「コミュニケーション能力を磨くこと」。「改善したいのは、のみ込みが遅いところ。何か聞かれても、少し黙ってしまったりして。ちゃんと受け答えできるようになりたいです」と12歳らしからぬプロの自覚が芽生えていた。

 <プロフィル>

 たかはし・ひかる。2001年9月23日生まれ、滋賀県出身。特技はダンス、趣味は音楽鑑賞、食べ歩き。「第14回全日本国民的美少女コンテスト」で8万1031人の応募の中からグランプリを受賞した。同コンテスト本選大会の模様はテレビ朝日で9月14日午後1時55分に放送される。

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