鈴木保奈美:仕事と家庭を両立 「楽しんだもの勝ち」

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 女優の鈴木保奈美さん(48)がこのほど、乳がんの知識を啓発するためのキャンペーン「ピンクリボンキャンペーン」の今年のアンバサダーに起用された。化粧品などの製造・販売で知られる「エスティ ローダー グループ」が1992年に始めたキャンペーンで、PR活動をする鈴木さんに休みの日の過ごし方について聞いた。

ウナギノボリ

 ◇働く母に休みなし 「ストレスもいいと思える時がくる」

 休みの日の過ごし方を聞くと、「何のお休みですか?」とちゃめっ気たっぷりに聞き返す鈴木さん。女優の仕事がある日もそうでない日も、家事や子育てなどでフル回転しているようで、すべてが休みになることは「ないですね。1年に1日、あるかないかぐらい」ときっぱり。「もう数年したら、もう少し子供たちから手が離れて、自由があるかもしれないですけれど……」と語る。

 そんな日々にストレスを感じることもあるというが、「自分で(そういう人生を)選んじゃったからしょうがない」と朗らかに話し、「きっとこのストレスも、だからこそいいんだよって思える(時がくる)に違いないと自分をごまかすしかないですね。フフフ」と笑う。

 ◇楽しむことを大切に

 インタビュー中に、鈴木さんがよく口にした言葉は「自分を肯定して楽しむ」「周りから見て楽しそうな人は十分美しい」などの「楽しい」という言葉。食事一つをとっても「(人生で)あと何回食事ができるだろうと思うと、適当なものでおなかを満たすのはつまらないなと思う。どうせ食べるなら、ちゃんと作られていて、おいしいものを食べたい」と、自分が楽しむことを重視しているようだ。

 多忙な日々だが、リラックス法などにはあまり関心がなく、「やることがあってそれが回り始めたら、(リラックスして)回転を落としちゃうと、また回転を上げるのが大変な気がして……」と考えている。そして、女優業も主婦業も「どちらも楽しんだもの勝ちみたいな感じですね」と笑顔を見せた。

 <プロフィル>

 すずき・ほなみ。1966年8月14日生まれ。東京都出身。86年、テレビドラマで女優デビュー。91年に出演した連続ドラマ「東京ラブストーリー」(フジテレビ系)が大ヒットし、その後、さまざまなドラマに出演。98年に結婚し、芸能活動を一時休業した。女性誌「ミセス」(文化出版局)の2009年1月号の連載から芸能活動を再開し、11年のNHK大河ドラマ「江 姫たちの戦国」の市役で本格的に女優に復帰した。最近は、13年の映画「プラチナデータ」、同年の連続ドラマ「家族ゲーム」(フジテレビ系)、14年の「SMOKING GUN 決定的証拠」(フジテレビ系)などに出演している。

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