アニメ質問状:「棺姫のチャイカAB」 チャイカはプリキュアやサリー? 終了後はおまけも

(C)2014 榊一郎・Nitroplus/KADOKAWA 富士見書房刊/「棺姫のチャイカAB」製作委員会
1 / 12
(C)2014 榊一郎・Nitroplus/KADOKAWA 富士見書房刊/「棺姫のチャイカAB」製作委員会

 話題のアニメの魅力をクリエーターに聞く「アニメ質問状」。今回は、榊一郎さんのライトノベルが原作のアニメの第2期「棺姫(ひつぎ)のチャイカ AVENGING BATTLE(AB)」です。増井壮一監督に作品の魅力を語ってもらいました。

ウナギノボリ

 −−作品の概要と魅力は?

 この作品は、剣と魔法のファンタジーです。ですが、魔法に個性的な設定があり、地球上での銃器に非常によく似た“魔法のつえ”を使っています。

 主人公の少女は、この“機械仕掛けの魔法のつえ”を使う“魔女っ子”ですから、(魔法使いサリーの)サリーちゃんやプリキュアが好きな人でしたら、きっときっときっと面白がっていただけると思います。きっと、多分。

 また、銃器好きの方は、その“つえ”のデザインにご注目。

 −−アニメにするときに心がけたことは?

 榊先生の書かれた原作は、劇場作品並みにスケールが大きい物語なので、果たしてこれをどうやったらテレビシリーズとして作成できるのか?ということが課題でした。

 原作の魅力を残しつつも、毎週放送できる内容に整理するよう心がけました。後半の物語は、私たちスタッフも原作未読のまま作り始める必要があったので、榊先生に確認をいただきつつ、オリジナルの要素を入れていきました。

 −−作品を作る上でうれしかったこと、逆に大変だったことは?

 チャンバラが多い作品なので、各話の作画、演出の皆さんには非常に、非常に負担をかけています。しかしもう後半戦に入ってしまいましたので、申し訳ありませんが、このまま重荷を背負い続けていただく所存でございます……。

 −−白チャイカ、紅チャイカやフレドリカ、アカリなどの女性キャラも人気のようですが、アニメにするときに意識したことは?

 とにかく、白チャイカが可愛く魅力的であってほしいということを優先しています。紅チャイカについては、原作を読んだ時点から、キャラの強さを感じていましたし、ファンも多いと聞いていたので、主役が食われないように注意しました。

 フレドリカは、キャラクターデザインの新井(伸浩)さんなどもお気に入りだと話されていて、「えっ、そうなの!?」と、人気がある点が意外でした。自分はただのトカゲだと考えていたもので……。

 アカリは最初はつかみどころのない人だと思っていましたが、だんだんイジるのが楽しくなってきた子です。

 −−今後の見どころを教えてください。

 最終話までの話数は、数話分かけて、1日半ほどの出来事を描いていきますので、時間の流れなども注意して見ていただきたいです。また、原作とは大きく異なる部分がありますので、ぜひ、原作と見比べて両方の世界を楽しんでいただきたいです。

 −−ファンへ一言お願いします。

 ここまで放送をご覧になった方、本当にありがとうございます。

 私たちスタッフ、キャスト共、ご期待に応えるよう、現在ラストスパートをかけています。また、放送終了後も、1本“おまけ”がありますので、そちらも楽しみにしてください。

増井壮一

写真を見る全 12 枚

アニメ 最新記事