マンガ「ドラゴンボール」原作者の鳥山明さんが、映画「少林サッカー」で知られる香港のチャウ・シンチー監督の最新作「西遊記～はじまりのはじまり～」（11月21日公開）に登場する孫悟空のイラストを描き下ろしたことが7日わかった。鳥山さんが映画のキャラクターをイラストとして描き下ろすのは初めて。10日から交通広告として張り出される。

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　同作を事前に鑑賞した鳥山さんが「予想と常識の壁をはるかに超えてみせる銀河系最強のおもしろさ！！」などと激賞したことから、シンチー監督が鳥山さんへ「先生にあのような評価していただき心より光栄に思っています。ずっと先生の作品を愛読させていただいており、先生の手で本作品『西遊記』のイラストを描いていただければこれ以上の幸せはない！」という内容の手紙を送ったことがきっかけで実現した。

　「西遊記～はじまりのはじまり～」は、シンチー監督が6年ぶりにメガホンをとった映画の最新作で、「西遊記」を題材に三蔵法師、孫悟空、沙悟浄、猪八戒の4人が出会うまでのオリジナルストーリーが展開される。のちに三蔵法師と名を改めることになる主人公の妖怪ハンター・玄奘（げんじょう）をウェン・ジャンさん、ヒロインの妖怪ハンターの段をスー・チーさん、孫悟空をホアン・ボーさんが演じる。予告編では、孫悟空が予想外のビジュアルで登場する。11月21日公開。