俳優の岡田将生さんと生瀬勝久さんが6日、東京都内で行われた蜷川幸雄さん演出の舞台「皆既食−Total Eclipse−」の会見に登場。生瀬さんは、今回が舞台初挑戦となる岡田さんについて「とんでもない新人が出てきた。天才。これからの演劇シーンを牽引(けんいん)するのは彼です」と絶賛した。
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さらに生瀬さんは、岡田さんのことを「シャイなように見えて、けいこが始まると全然そんなことなくて、せりふもキチンと入っているし、こっちが何か仕掛けようとしても全部、対応する」と褒め、「30年前のオレを見ているみたい」と自画自賛に転じ、笑いを誘った。
同作は、蜷川さんが「最高のキャストがそろわないと実現できない」と上演の機会を模索してきたという。19世紀フランスを代表する天才詩人、アルチュール・ランボーとポール・ベルレーヌの軌跡を描く。岡田さんは唐十郎さんをはじめとする劇作家や多くのアーティストに影響を与えたランボーを演じ、生瀬さんがベルレーヌを演じる。
岡田さんは「何もわからない状態でけいこが始まり、スタッフ、キャストの方々に、一から教えてもらったし、蜷川さんから舞台の面白さを学びました」と話し、「今までのことを全て出し切って、いい緊張感の中で、笑顔で楽しみたい」と意気込んだ。
舞台は、7日~29日にBunkamuraシアターコクーン(東京都渋谷区)、12月4~7日にシアターBRAVA!(大阪市中央区)で上演される。