今年流行した言葉を決める「2014 ユーキャン新語・流行語大賞」のトップテンに、「壁ドン」が選ばれ、東京都内で1日に行われた授賞式に恋愛映画「L・DK」で実際に“壁ドン”シーンを演じた俳優の山崎賢人さんが出席。山崎さんは「演じている頃、ここまで壁ドンがはやるとは思わなかった。映画がきっかけではやったと聞いてうれしい」といい、「原作者の先生と映画のスタッフと喜びを分かち合いたい」と語った。
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壁ドンとは、男性が壁に“ドン!”と手をつき、女性の耳元でささやいたりして迫るという、恋愛ドラマやマンガでよくあるシーンのこと。女子中高生が思い描く理想のシチュエーションと言われている。映画「L・DK」は渡辺あゆさんのマンガを実写化したもので、山崎さんが相手役の剛力彩芽さんに使って話題となり、女性マンガ誌などでも特集が組まれた。
山崎さんは受賞後の会見で、「びっくりしました。(壁ドンは)動作なので。発していない言葉が選ばれるのはびっくりした」とコメント。また、「撮影前は壁ドンを知らなくて、現場で覚えました」とのエピソードを披露。映画で実際に壁ドンシーンを演じてみての感想は「やっぱり今の女の人は強引にする男の人が好きなんだな、それではやったんだなと」と語った。
同賞は1984年にスタートし、今年で31回目。「現代用語の基礎知識」(自由国民社)の読者審査員のアンケートで候補語を選出し、聖学院大学学長の姜尚中さん、歌人の俵万智さん、ジャーナリストの鳥越俊太郎さんらが名を連ねる選考委員会でトップテンと年間大賞を選出。年間大賞は「ダメよ~ダメダメ」「集団的自衛権」が同時受賞した。トップテンには、2語のほか、「ありのままで」や「カープ女子」「壁ドン」「危険ドラッグ」「ごきげんよう」「マタハラ」「妖怪ウォッチ」「レジェンド」が選ばれた。