今季休養中のフィギュアスケートの浅田真央選手が22日、宮城県気仙沼市を訪れ、学生ボランティアらと災害への備えと美しい海辺を取り戻したいという願いを込めて果樹約40本を植樹した。浅田さんは「私と同世代の皆さんが、こうして自ら被災地に来て、いろいろな方々の手助けをしているのを目の当たりにして、私自身も頑張らないといけないなと思いました」と語った。
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浅田さんは、同世代の若者と一緒に社会貢献で日本を応援するプロジェクト「YOUNG JAPAN ACTION 浅田真央×住友生命」の一環として、同市内のゲストハウス「気仙沼ゲストハウス“架け橋”」の活動に参加した。同ゲストハウスは、学生の長期ボランティアのための宿泊場所の提供のほか地域の人たちと交流する機会を設けるなど、新しい地域活性化の形を目指して活動している。
浅田さんは同ゲストハウス代表の田中惇敏さんから、現在の被災地の状況やゲストハウスの活動について説明を受けたり、市内の安波山展望台や紫神社(宮城県松島町)などを訪問。また、NPO法人「海べの森をつくろう会」理事長の菅原信治さんから東日本大震災当日の様子や震災直後の体験談を聞いた。活動に参加した浅田さんは「このような活動にもっと参加して、私も一緒に日本を元気にしていくことができればいいなと思いました」と話している。