人気グループ「V6」の岡田准一さんが「第38回日本アカデミー賞」の最優秀主演男優賞、最優秀助演男優賞を受賞し、男優賞では史上初のダブル受賞を果たした。岡田さんは「皆さんありがとうございます」と晴れやかな表情を浮かべ「作品に取らせていただいた賞。この作品(永遠の0)は歴史を伝える、思いを伝えるのがテーマ。僕がここにいられるのも第1回受賞者の、人が人を思うことの大切さを教えてくれた高倉健さんのお陰です」と喜びを語った。
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岡田さんは映画「永遠の0」(山崎貴監督)で最優秀主演男優賞、「蜩(ひぐらし)ノ記」(小泉堯史監督)で最優秀助演男優賞を受賞した。また、ジャニーズ事務所に所属する俳優では、2006年12月に木村拓哉さんが主演映画「武士の一分」で優秀主演男優賞を辞退しており、同事務所の俳優がアカデミー賞の正賞を受賞するのは初めて。なお、岡田さんは話題賞も受賞している。
「永遠の0」は、“海軍一の臆病者”といわれた零戦パイロットの宮部久蔵の孫・健太郎が、特攻で死んだ祖父を調べるため、かつての戦友たちを訪ね歩く……というストーリー。岡田さんが主人公の久蔵、健太郎を三浦春馬さん、井上真央さんが久蔵の妻・松乃を演じている。
岡田さんは「20年前からこの仕事をしていて何もできなくてずっと怒られてきた。たくさんの役者さんやスタッフさんにたくさんのことを教えていただいて、このようなすばらしい場に立てるようになりました。感謝したい」と涙をこらえている様子であいさつした。そして「またここに帰ってこれたときに実力を認めてもらうんだと思う。この場所に立てるように精進したい」とさらなる飛躍を誓った。
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