ギリシャ神話に登場する“最強のヒーロー”を、プロレスラーとしても活躍する俳優ドウェイン・ジョンソンさんが演じたアクション娯楽映画「ヘラクレス」のブルーレイディスク(BD)とDVDがこのほどリリースされた。英国のグラフィックノベルを原案に、「ラッシュアワー」シリーズ(1998年、2001年、07年)や「X−MEN:ファイナル ディシジョン」(06年)などの作品で知られるブレット・ラトナー監督がメガホンをとった。血湧き肉躍るアクションシーンが随所に盛り込まれている今作について主演のジョンソンさんに聞いた。
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−−「ヘラクレス」という役のどこに魅力を感じましたか。
神と人間のハーフである、ヘラクレスの人間側にとても興味が湧きました。今作に一番引かれた理由もそこです。しかも、子供の頃からヘラクレスに興味を持っていたので。
−−今作に参加するにあたって、一番重要なポイントはなんですか。
ヘラクレスのファンのために、どうすれば今までの映画と差別化でき、最高の一本として認めてもらえるかです。これは私がこの作品で伝えたい、かなえたいことです。そして、今作はそれを実現してくれました。
−−今作のために体作りをされましたか。
一日7食から8食、食べていました。今回の役を演じるのに必要なカロリーでした。そして、毎日数時間のトレーニングは、かなり大変でした。
−−その素晴らしい体形を維持するために、食事制限やトレーニングのスケジュールに飽きたことはないですか。
今回の準備はチャレンジングなものでした。95日間にわたる撮影期間を維持できる体を準備しなくてはならなかったのです。すべてのアスリートは分かってくれると思いますが、これがどれくらい大変なことで、過酷なことなのか。95日間同じ体形を維持し続けるのは、本当にきつかったです。「ヘラクレス」撮影終了時にはどうにもならない状態で、とても疲れ果てました。
−−撮影中にけがしたことはありますか。
役のための体作りの間を除いて、撮影の6週間前に骨盤の近くにある二つの腱を痛めてしまった。それはとんでもない痛みでしたし、結果的に3回のヘルニア手術を受ける、という状況になってしまいました。すべて撮影が始まる6週間前の出来事でした。
−−そのとき、どうしましたか。
ブレット・ラトナー監督に電話して、事情を話しました。撮影開始を2週間延期して開始しました、そのため撮影の最後は疲れ果てていました。
<プロフィル>
1972年生まれ、米国出身。大学時代にフットボール部で活躍。卒業後は父や祖父と同じプロレス「WWE」の道に進む。在籍7年の間に8度のWWE世界ヘビー級王者につき、自身で「ザ・ロック」というキャラクターを作り出しその愛称で親しまれる。2000年、大人気番組「サタデー・ナイト・ライブ」に出演し、同番組の年間最高視聴率を記録。その後、映画界に活動の場を移し、「ハムナプトラ2/黄金のピラミッド」(01年)で映画デビュー。同作のスピンオフ作品「スコーピオン・キング」(02年)、ヒットシリーズ第6弾「ワイルド・スピード EURO MISSION」(13年)に出演するなどハリウッドのアクションスターとしてのポジションも確立した。
*……「ヘラクレス」怪力ロング・バージョン ブルーレイ+DVDセット(2枚組み)は4700円(税抜き)怪力ロング・バージョン 3D&2Dブルーレイセット(2枚組み)は5700円(税抜き)。レンタル同時開始。
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