人気モデルの蛯原友里さん(35)が、ハーブを用いたライフスタイルを提案できる民間資格「ハーバルセラピスト」(日本メディカルハーブ協会)を取得し、2月にハーブティーやハーブを使った料理などを紹介した書籍「きれいになるハーブ~おしゃれに暮らす幸せレシピ~」(小学館)を発売した。モデル歴10年を超え、30代半ばを迎えた今もみずみずしい美しさを見せる蛯原さんにその秘訣(ひけつ)を聞いた。
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ハーブティーを「毎日3杯は飲む」という蛯原さん。書籍では、自身が考案したオリジナルブレンドのハーブティーも紹介している。
中でも「血行をよくするハーブティーをほぼ毎日飲む」といい、お気に入りは「ジンジャーやシナモンをスパイスに入れたオレンジピールやローズヒップのハーブティー」だそう。夜は「寝やすくしてくれる」というジャーマンカモミールティーなどを飲む。「ミルクティーにして、砂糖を足して、ほっとしてリラックスして深い眠りにつくように」と睡眠にも気を配っている。
雑誌などの撮影中もハーブティーが欠かせない。自身でブレンドしたものや「新しい発見がある」という理由で市販のハーブティーのティーバッグを飲んでいるという。
一方、ハーブティーを飲み始めて、飲む機会が少なくなったのは「コーヒー」だ。「コーヒーに似ている香ばしさと色でノンカフェインのダンデライオン、チコリというハーブティーに変わりました」という。
どちらも「見た目はコーヒーで、すごくおいしい。コーヒーの苦みや酸っぱさはなくて軽い感じ。粉として売っているので、マグカップに入れてお湯を入れるだけ」と魅力を語り、「血行にもいいし、コーヒー好きかつデトックスしたい人におすすめです」と話した。
ハーブティー以外で気を配っているのは「洗顔と整体」。洗顔は「すごくシンプルです。しっかりクレンジングすること(が大切)」といい、「つけた瞬間にあったかくなる」という資生堂の化粧品ブランド「ベネフィーク」のクレンジング料「ホットクレンジング」を愛用している。洗顔後は化粧水と乳液でケアするが「乾燥がひどいときは、乳液をコットンにたくさん出して伸ばして顔に貼っておく」という「乳液パック」を実践している。
毎月1回程度通っているという「整体」はスタイル維持に一役買っている。モデルの仕事は「筋肉のつく場所がすごく大切」といい、「背骨が曲がっていると、変なところに力が入って、肩が凝ったり、脂肪がついたりする。正しい姿勢にして、筋肉や脂肪をきちんとした場所につけてバランスがいい体のラインを作るため」という目的だ。
肌の調子がよくない場合の“緊急ケア”を聞くと、まず「乳液パック」を挙げ、むくんでいるときは「ハーブティーを飲むか、冷たいものを飲まないようにするとか塩分を控えるとか、お酒を飲まないとか。それだけで全然違いますよ」と笑顔で語った。
次回は、書籍や資格取得の勉強方法などについて聞く。
<プロフィル>
えびはら・ゆり。1979年10月3日生まれ。宮崎県出身。女性ファッション誌「CanCam」(小学館)の専属モデルとして活躍し、2009年1月から女性ファッション誌「AneCan」(同)の専属モデル。14年夏に日本メディカルハーブ協会認定資格「ハーバルセラピスト」を取得し、15年2月に「きれいになるハーブ~おしゃれに暮らす幸せレシピ~」(同)を発売した。