お笑いコンビ「極楽とんぼ」の加藤浩次さんが、コントライブ「イルネス製作所~今世紀最大の発明~」を7月に開催することが分かった。同ライブは、昨年加藤さんが12年ぶりに上演した「イルネス共和国」で共演したメンバーが再集結し、東京グローブ座で、7月4、5の2日間で行われる。けいこもこれからだというコントライブについて、加藤さんに意気込みや見どころ、1年ぶりに集まるキャストについての思いを聞いた。
あなたにオススメ
「豊臣兄弟!」では池松壮亮が! 大河ドラマ“秀吉俳優”史を振り返る
昨年開催した「イルネス共和国」は、加藤さんの12年ぶりのコントライブで、俳優の六角精児さん、「おぎやはぎ」の矢作兼さん、「ロバート」の秋山竜次さん、「平成ノブシコブシ」の吉村崇さん、マンボウやしろさんが出演するという異色のキャストが話題となり、前売り券が販売開始から1分足らずで完売したプレミアムライブとなった。加藤さんは、前回の反響について「久しぶりだったんで、どうなるか不安もあったんですけれど、結構やりやすかったですし、それぞれのキャラクターも出た」と手応えを語り、「1回目が終わったときの打ち上げで、吉村が『もう一度やりましょうよ』と言って決まったんです」と、2度目開催のきっかけを明かした。
前回は、架空の国家・イルネス共和国を舞台にしたコントを主軸に、一見関係のなさそうな複数のコント、ダンスパフォーマンスなどがつながっていくという仕立てのステージだった。今回は「製作所を舞台に、今世紀最大の発明をするんですよね。(出演者は)研究者ではないですけれど、発明を巡る話になります」と加藤さんは説明する。“狂犬”と呼ばれる加藤さんらしく、劇中では出演者を投げ飛ばして暴れる演出も「前回矢作とやったんですが、それはちょっと入れようかと思っています。いいところは残す!」と見どころを明かす。一方で、ダンスについては「真剣にやったんですけれど、DVD見たらおっさんのしょうもないダンスだったんで、今回はやめよう」と苦笑しながら語った。
現在はけいこ前で、キャストにはまだ台本を渡していないという加藤さん。「矢作はいつも通りで全然いい。秋山もそうですね。六角さんに関しては、見せ場がちゃんとあると思うので、そこをよろしくお願いします」とメッセージを送ったが、吉村さんに関しては「出番が減りますね。そういうのをあいつは気にしますが、量ではないと思います。その分、重要な役割もあったりするので」と後輩を厳しく突き放す。さらに「(劇中で)やしろが死にますね。本人にはまだ言っていないので、本人もこのニュースで知ることになる。『俺死ぬんだ』って思うんでしょうね」とちゃめっ気たっぷりに衝撃の展開を明かした。
コントライブ「イルネス製作所~今世紀最大の発明~」は、東京グローブ座で、7月4日(1回公演)、5日(2回公演)に上演。チケットはS席前売り6000円、当日6500円。A席前売り5000円、当日5500円。5月2日にチケットよしもとで先行販売、5月16日に一般販売を開始。
<プロフィル>
かとう・こうじ 1969年4月26日生まれ、北海道出身。高校卒業後に上京し、東京ヴォードヴィルショーの研究生をへて、89年にお笑いコンビ「極楽とんぼ」を結成しデビュー。最近ではお笑い芸人としてだけでなく、キャスターやMC、俳優としても活躍している。おもなレギュラー番組に「めちゃ2イケてるッ!」(フジテレビ系)、「スッキリ!!」(日本テレビ系)、「スーパーサッカー」「がっちりマンデー!!」(ともにTBS系)などがある。