市原隼人:三池監督に映画の全責任押しつけられる?

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 俳優の市原隼人さんが20日、東京都内で行われた主演映画「極道大戦争」(三池崇史監督、6月20日公開予定)のトークショー付きプレミア試写会に三池監督とともに登場。三池監督が観客に対し「今日見て『これ(この映画)はどうだろう?』と思ったら、それは大体、市原隼人のせいですからね。全部の責任は市原隼人だと思ってください」とジョーク交じりに語り、市原さんは苦笑いだった。

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 同作が、三池監督と約7年ぶりの仕事となった市原さんは、三池監督の作品の撮影現場について「美術も装飾も、監督に生半可なものは渡せないっていう職人気質の方が多いので、そういうところがすごく好き」といい、今回は「(完成が)何も想像できない。映画の常識なのか、キャラクターなのか、何かボーダーラインが壊れるものができるんじゃないか」と熱く同映画への思いを語った。

 また三池監督は、市原さんの魅力を「(7年たって)根っこが太くなっているんだけれど、変わらないエッジ」と語り、「最近の映画業界は(俳優の)勝新太郎(故人)が生きていけない世界になっている。そんな中でも、市原隼人が思うような仕事ができる映画界でありたい。そう思わせる人間なんです」と市原さんを絶賛していた。

 「極道大戦争」は、伝説のヤクザがバンパイアだったという設定で、そのバンパイアにかみつかれた人間が次々とヤクザ化してしまう……という異色のアクション作。市原さんは、伝説のヤクザ・神浦玄洋に憧れているが、敏感肌で入れ墨が入れられない影山亜喜良を演じている。影山を支える杏子を成海璃子さんが演じるほか、リリー・フランキーさん、高島礼子さん、劇団EXILEの青柳翔さん、渋川清彦さん、優希美青さん、ピエール瀧さん、でんでんさん、インドネシアのアクションスターのヤヤン・ルヒアンさんが出演している。

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