元フジテレビアナウンサーで、フリーアナウンサーの平井理央さん(32)が、初エッセー「楽しく、走る。」(新潮社)を5月に発売した。平井さんが昨年11月に完走した米国のニューヨークシティマラソンについて、挑戦を決めてから大会当日に完走するまでの約1年にわたる道のりなどをつづったランニング本だ。同大会以降もランニングを継続する平井さんに、食生活や心がけているマインドなどを聞いた。
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光沢感のあるなめらかな肌、チャーミングな笑顔……。その秘けつを聞くと平井さんは「今回のランニング本もかなり“脱力系”ですし、私はズボラな性格なので大したことはあまり……」と苦笑する一方、「でも健康のために食生活は大事だなと思っています」と話す。
局アナ時代は、夜の番組が中心だったため、朝食抜きの生活を送っていたというが、「走るようになってから、朝起きたときに何か体に入れたいなと思うようになりました。朝食のメニューは、具沢山のおみそ汁に、おむすび、スムージー……といたってシンプルなものですが、朝食はきちんと取るようにしています」と意識の変化を語る。
そんな平井さんがよく口にしているのが「納豆」。「ニューヨークシティマラソンの前夜にも食べました。納豆は小さいころから大好き。昔からおやつ代わりに食べることもありました」と話し、「アレンジして食べるのも好きですね。お昼にささっと一人で食べるときは温泉卵をのせて食べたり、夕食で出すときは、まぐろとカイワレ大根、山芋を入れてのりで巻いて食べたりもします。おみそ汁に入れたりなんかもしますよ」とアレンジ法を語った。
「時間のあるときは、自宅で三食作る」といい、得意料理を聞くと「得意料理というわけではないんですが」と前置きしつつ、「だんなさんから支持が厚いのはギョーザです」とはにかんだ。「だんなさんがもともとギョーザが好きだということもあるんですが、我が家のギョーザは、野菜たっぷりでジューシーなのが特徴です。具材はオーソドックスなもですが、冬には白菜、春にはキャベツなど旬のものを使うようにしています」とこだわりを明かした。
美容のために「ズボラ」ながらも実践しているのが「バスタイムのマッサージ」と「月に数回のピラティス」。「むくみ体質なので、マッサージローラーでゴリゴリと体をほぐしています」といい、ピラティスは、元競泳選手で引退後にインストラクター資格を取得した伊藤華英さんのスタジオに通っているという。
「伊藤さんに『理央ちゃんはマイペース』と言われるくらいで、熱心な生徒ではない」と言いながらも、「ピラティスは体の“緊急事態”を解消するストレッチとして活用しています。肩がこったときや腰がはったときなど、教えていただいた簡単な動きを意識しながらやることで体が緩むんですよね」と話した。
そしてキレイでいるための心がけをたずねると、少し考えた後に出てきた平井さんの答えは「肩の力を抜くこと」。「ニューヨークシティマラソンを走るにあたって『無理しない。ごほうびを作る。だれかと走る』という脱力系のルールを立てて、結果、楽しく完走できました。美容も『こうしなきゃ』と思うとしんどくなる。私にとっては、ズボラだけど、楽しいと思いながらやることがちょうどいいんじゃないかなと思います」と笑顔を見せた。
次回は昨年のニューヨークシティマラソン挑戦について聞く。
<プロフィル>
ひらい・りお。1982年11月15日生まれ。慶應義塾大学法学部卒業後、2005年にフジテレビ入社。2年目から「すぽると!」のキャスターを務め、主にスポーツ報道に携わる。結婚を機に、12年9月末でフジテレビを退社。フリー転身後は、女優業にも挑戦するなど、幅広く活動している。
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