マンガ新連載:「黒白」 野原に立つ謎の大鳥居 「とりぱん」作者の新作

とりのなん子さんの新作「黒白」の扉絵=講談社提供
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とりのなん子さんの新作「黒白」の扉絵=講談社提供

 雑誌やウェブで始まった注目作を取り上げる「マンガ新連載」。「とりぱん」作者のとりのなん子さんの新作「黒白(こくびゃく)」が、9日発売の「イブニング」(講談社)13号で始まった。

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 第1話「碧天(へきてん)」は、雪の中にたつ大鳥居と、そこに村人が集まる不思議な場面から始まる。そして場面は一転、季節は夏となり、神社もない野原の中にぽつんとそびえ立つ謎の大鳥居の取材のために、東京からテレビ局のクルーが来た……という展開だ。

 ◇講談社 イブニング編集部 今浜尚嗣さん

 そびえ立つ大きな鳥居。山と川と広大なる空。どこにでもある東北の小さな「村」で、少年は村民に手厚く守られる一人の少女「ユキ」と出会う。偶然、しかし引かれる心……彼が「ユキ」を呼んだのか、それとも「ユキ」が彼を呼び寄せたのか……。日本人が古来より育んできた「村」という共同体を怪異に描き出す新連載。

 鳥との生活をショートでつづったモーニング「とりぱん」を絶賛連載中の、とりのなん子が「とりぱん」でも垣間見せる悠久の世界観を存分にたたき付けた自身初の本格物語連載がイブニングにて始まります。「とりぱん」とは絵柄もコマ運びもまったく違う、もうひとつの“とりのなん子”が懐かしくも妖しい世界へとあなたを誘います。第1話は巻頭カラー巨弾40ページで開幕、ぜひぜひご堪能ください。

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