人気ゲーム「ラブプラス」を手掛けたことでも知られ、今年3月にコナミデジタルエンタテインメントを退職したゲームクリエーターの内田明理(あかり)さんが、プロレスなどの格闘ゲームで知られるゲーム会社の「ユークス」に10月1日付で入社することが同社から10日に発表された。10月の入社とともに、ユークスは内田さんをリーダーにしたチーム「Uchida lab(ウチダラボ)」を作る。発表から入社まで時間が開いているのは、その間に内田さんがアイデアを練り上げる予定で、年内には新企画を発表する計画だという。
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10日に横浜市内で開かれた会見で内田さんは、自らが考えたエンターテインメントに関するアイデアを温めており、フリーの立場で形にすることを考えていたが、ユークスから幅広い裁量権を得る形で誘われ、入社を決めたという。内田さんは「お金になるか分からない実験を考えていたが、そんなに無理が利く会社は普通ない。ユークスにはそんなに無理を利いてもらっていいのかと思っている」と感謝していた。
内田さんは、自身が関わった人気ゲーム「ラブプラス」の企画が「コナミから持ち込まれたら受けるか?」と聞かれ、「私はウエルカム。コンテンツとクリエーターのコラボレーションは企業の枠を超え、いい形で行われるべきだ」と話した。
内田さんは69年生まれ。1992年、コナミ(現コナミデジタルエンタテインメント)に入社。新機軸の恋愛ゲーム「ラブプラス」を生み出すなど活躍したが、2015年3月に退職。その後の活動に注目が集まっていた。
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