小山力也:「うしおととら」のとら役で故・大塚周夫さんに「背中押された」

「うしおととら」の会見に登場した(左から)小松未可子さん、畠中祐さん、小山力也さん、安野希世乃さん
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「うしおととら」の会見に登場した(左から)小松未可子さん、畠中祐さん、小山力也さん、安野希世乃さん

 7月にスタートするテレビアニメ「うしおととら」の会見がこのほど、東京都内で開かれ、主人公・蒼月潮役の畠中祐さんやとら役の小山力也さんら声優陣が登場した。同作は、1990年代に人気を集めた藤田和日郎(かずひろ)さんのマンガが原作で、90年代にOVA(オリジナルビデオアニメ)が制作されたが、テレビアニメになるのは初めて。小山さんは、OVAでとら役を務め、今年1月に亡くなった大塚周夫さんへの思いを「40代後半の時に、大塚周夫さんに『男は50代になって色気がでる』と言われた。何かの縁でとら役をやることになり、背中を押してくださったような気持ちです」と語り、「エネルギッシュな作品なので思いっきり暴れたい」と意気込んだ。

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 会見には中村麻子役の小松未可子さん、井上真由子役の安野希世乃さんも登場。畠中さんは「奇跡的にオーディションで受かった喜びは半端なかった。さけんでしまった」と出演を喜び「体力勝負なので頑張らないといけません!」と語った。また、畠中さんは、小山さんについて「とらのようなパワフルさ、繊細さもある方。(先輩に対して)生意気な言い方になりますが、とらの奥深さを演じられていると感じている」と話した。

 収録には原作者の藤田さんも立ち会ったといい、畠中さんは「収録後、あいさつをして、握手をしてもらって『よかったよ』と言われた。うれしかったですね」と笑顔で話した。また、小松さんは「(潮やとらは)パワフルな芝居になるので、負けないようにしたい」、安野さんは「期待に負けない作品作りをしたい」と意気込みを語っていた。

 「うしおととら」は90~96年に「週刊少年サンデー」(小学館)で連載された怪奇アクション。伝説の獣の槍を操る少年・潮と、500年ぶりに封印を解かれて復活した妖怪・とらが、力を合わせて妖怪退治をする姿が描かれた。コミックスの累計発行部数は約3000万部を誇っている。小学館の東日本大震災の復興支援プロジェクト「ヒーローズ・カムバック」の一環として2012年に読み切りとして復活したことも話題になった。テレビアニメは7月からTOKYO MX、サンテレビ、テレビ愛知ほかで放送。

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