平井理央:写真を趣味から仕事へ フランスの変わり種マラソンにも興味

プライベートや仕事について語った平井理央さん
1 / 6
プライベートや仕事について語った平井理央さん

元フジテレビのアナウンサーでフリーアナウンサーの平井理央さんが、初エッセー「楽しく、走る。」(新潮社)を5月に発売した。平井さんが昨年11月に完走した米国のニューヨークシティーマラソンについて、挑戦を決めてから大会当日に完走するまでの約1年にわたる道のりなどをつづったランニング本だ。フルマラソンのみならず、女優業にも挑戦するなど精力的な活動を続ける平井さんに、現在の仕事やプライベートなどについて聞いた。

あなたにオススメ

◇夫との時間を大切に 仕事は姉妹で二人三脚

平井さんは、2012年9月、結婚を機にフジテレビを退社。その後、姉の真央さんを社長として、個人事務所を設立した。「主人と休日が重なったら、一緒に散歩をしたり、ランニングをしたり。その後、ごはんを一緒に食べて、かなりまったりしていますね」と夫と共に過ごす時間を大切にしている。

また姉妹二人三脚での仕事を「私にとって家族はとても大切な存在なので、一緒に仕事できることが幸せ」と喜び、「お互い似ているようで異なる分野で仕事をしてきたんですが、姉には優しく、ときに厳しく指導を受けています。フジテレビ時代も人に恵まれていたのですが、いまも楽しく、気持ちよく仕事をさせてもらっています」と充実感をにじませる。

◇写真を趣味から仕事へ 怒髪天のライブ撮影も

「いまカメラにすごくハマっているんです」という平井さん。「雑誌の取材でカメラマンの若木信吾さんと対談させていただいたんですが、そのときにお互いのポートレートを一緒に撮り合って、すごく楽しかったんです」と笑顔を見せる。

その趣味は「局アナ時代から一番好きな仕事はインタビュー」という平井さんの仕事にも波及している。「相手の良いところを引き出しながら撮影することは、私がインタビューをする際にいつも心がけていたことと親和性があるなと思いました。そこからポートレートに魅力を感じて、昨年末くらいから写真を撮るようになりました」という。

最初は、練習もかねて風景を中心に撮影していたが、先日、ロックバンド「怒髪天」のライブ写真を撮影し、クリエーティブディレクターの箭内道彦さんが編集長を務めるフリーペーパー「月刊 風とロック」(風とロック)に掲載された。その時の撮影を「最初は隅のほうで遠慮がちに撮影していたんですが、どんどん興奮してしまって、気づいたらど真ん中でバシバシ撮っていました。オフィシャルのカメラマンさんもいるのに……」と振り返り、「2時間半で800枚くらい撮影して、もう汗だくで、翌日は二の腕も筋肉痛になったんですが、どっぷりハマりましたね」と目を輝かせた。

◇インタビューやマラソンに意欲

これからは「インタビューの仕事を続けながら、取材対象者のポートレートも撮影できたら……」と夢をふくらませる。「まだまだ遠い道のりですが、インタビューをして、写真を撮って、原稿にできたら、自分が感じた相手の魅力をダイレクトに伝えられるんじゃないかなって思います。ものすごくやってみたいですね」と意欲的だ。

一方、今回エッセーを発売したマラソンへの情熱も持続しており、「また大会に出場したい」という。「フルマラソンは5年に1度くらいの“スーパーごほうび”として取っておきつつ、ハーフマラソンにちょこちょこと参加したいなと考えています。いま興味があるのは、フランスで開催されている給水ポイントでワインが配られるマラソン。ニューヨークシティーマラソンで友人と走ったように、また誰かを誘って、楽しく走れたらいいなと思っています」と話した。

<プロフィル>

ひらい・りお。1982年11月15日生まれ。慶應義塾大学法学部卒業後、2005年にフジテレビ入社。2年目から「すぽると!」のキャスターを務め、主にスポーツ報道に携わる。結婚を機に、12年9月末でフジテレビを退社。フリー転身後は、女優業にも挑戦するなど、幅広く活動している。

写真を見る全 6 枚

ブック 最新記事

MAiDiGiTV 動画