ピース又吉:「次回作は大阪で!」知事の猛プッシュに困り顔

「おおさか魅力満喫キャンペーン」発表会に登場した(左から)蛍原徹さん又吉直樹さん、松井一郎・大阪府知事
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「おおさか魅力満喫キャンペーン」発表会に登場した(左から)蛍原徹さん又吉直樹さん、松井一郎・大阪府知事

 お笑いコンビ「ピース」の又吉直樹さんが25日、大阪府庁(大阪市中央区)で行われた「おおさか魅力満喫キャンペーン」発表会に登場。著書「火花」(文藝春秋)で第153回芥川龍之介賞(以下、芥川賞)を受賞後、地元・大阪での初仕事となった又吉さんは、司会を務めた「雨上がり決死隊」の宮迫博之さんや蛍原徹さん、元NMB48の福本愛菜さんから「先生!」と呼ばれるとしきりに恐縮。松井一郎・大阪府知事からは「先生、次回作の舞台は、ぜひ大阪でお願いしたい」と懇願され、宮迫さんからは「書けや!」と一喝され、終始困った表情を浮かべていた。

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 宮迫さんから「先生、次回作は大阪が舞台ですか?」と突っ込まれ、「そうですね……」と言葉を濁した又吉さん。「知事、違うらしいですよ」とさらに宮迫さんが話を振ると、松井知事も「ぜひ大阪のコテコテの小説を書いてほしい」とうなずき、「水都・大阪の北浜テラス、小説書いていただくには絶景の場所、アベックで行くと抜群です」とおすすめスポットを紹介。又吉さんが「いつかそこにアベックで行きたいです」というと、「一緒に行く人いるんですか?」と逆に松井知事に返され、「すごい角度から取材がきた」と、苦笑した。

 イベント後、又吉さんは「先輩に先生と言われるのはいじってるんだと思うんですが、知事に言われると恐縮します」といい、芥川賞受賞後の地元の反応を聞かれると「おめでとうと声をかけてくださる。町を歩いていても祝ってくださいますね」と笑顔を見せた。大阪を舞台にした小説については「大阪弁のリズムがある小説を書くにはもっと勉強しなくちゃなかなかできないかな」と言葉を濁したが、「すごく大阪好きなんで、面白い町ですからね。いつかそういうものを書けるようになりたい」と、意気込んでいた。

 「おおさか魅力満喫キャンペーン」は、大阪の魅力をより多くの人に体験してもらおうと、府内の観光施設や文化施設等を周遊するツアーや企画切符などを割安で提供できるよう観光関連事業者に助成する大阪府の制度。イベントは、割引の対象となるツアーが27日から順次販売されることを記念し、又吉さんらのほか、大阪府広報担当キャラクターで副知事の「もずやん」も登場し、大阪の魅力をPRした。

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