ワンピース エッグヘッド編
第1154話 秘策の真相 ベガパンクの勝利宣言
12月21日(日)放送分
超硬派のゲーム雑誌「ゲーム批評」の元編集長で、現在はゲーム開発と産業を支援するNPO法人「国際ゲーム開発者協会日本(IGDA日本)」代表の小野憲史さんが、ゲーム業界の現在を語る「小野憲史のゲーム時評」。今回は、コンピューターゲーム開発者向けの会議「CEDEC」について語ります。
あなたにオススメ
朝ドラ:来年度後期は「ブラッサム」 主演は石橋静河 モデルは…
8月26~28日まで横浜パシフィコ(横浜市)で開催された「CEDEC2015」で、「妖怪ウォッチ」で知られるレベルファイブの日野晃博社長が基調講演を務めた。それはパッケージゲームの開発プロデュースの“頂点”ともいえる内容だった。
1990年代までゲームビジネスでは、面白いゲームを作ることが重要だった。しかし2000年代になると、面白いゲームを作ることは当たり前で、そのうえで売るための仕掛けを作ることが重要になった。背景にあるのがゲームの大作化で、プロデューサーの手腕が求められるようになったのだ。
レベルファイブが進めるクロスメディア戦略は、こうした「仕掛け作り」の最右翼だ。講演では「レイトン教授」から「妖怪ウォッチ」に至るまで、約10年間の歴史が振り返られた。ポイントは、ゲームクリエーターと異業種クリエーターが対等な立場でコラボレーションを深めてきたことで、並々ならぬ苦労が感じられた。
大ヒットしている「妖怪ウォッチ」も、その中核にあるのはゲームではなく「妖怪メダル」だ。全メディアで妖怪メダルを用いた仕掛けが作られ、全体が盛り上がる仕組みになっている。しかし、これには各メディアのクリエーターの協力が不可欠で、一朝一夕にはできない。10年間かけて、そのための体制が作られていったのだ。
もっとも、2010年代のゲームビジネスは、そこからさらに変化している。ポイントはパッケージゲームからF2P(基本プレー無料のアイテム課金)というビジネスモデルの移行だ。今や国内ゲームソフト市場の主役はスマートフォンのゲームで、市場は基本無料のゲームであふれている。新作ゲームもすぐに埋もれてしまうのが現状だ。
重要なのはユーザーにゲームの存在を知ってもらうことだ。そのため業界では、テレビCMの大量投下が定石となっている。しかし、これでは開発リスクが増加するばかりだ。ポイントはインターネットをうまく活用すること。つまりゲームビジネスではじめて、宣伝・広報が真の意味で重要な時代が到来したのだ。
CEDECでもこの1~2年で、ゲームのプレー動画を用いたプロモーションや、ユーザーコミュニティーの形成といった議論がみられるようになり、新しい潮流を感じさせている。そしてスマホゲームの分野では、レベルファイブでさえも成果を出し切れていないのが現状だ。F2P時代において何が有効なのか、さらなる議論を期待したい。
俳優の庄司浩平さんが12月22日、新宿バルト9(東京都新宿区)で行われたVシネクスト「仮面ライダーガヴ ギルティ・パルフェ」の大ヒット御礼舞台あいさつに出席した。
Vシネクスト「仮面ライダーガヴ ギルティ・パルフェ」の大ヒット御礼舞台あいさつが12月22日に新宿バルト9(東京都新宿区)で行われ、メインキャストの知念英和さん、日野友輔さん、宮…
「週刊ヤングジャンプ」(集英社)で連載された人気マンガが原作のテレビアニメ「【推しの子】」の第3期のオープニング主題歌のティザー映像がYouTubeで公開された。ティザー映像では…
太平洋戦争の激戦の地、ペリリュー島を生きた若者たちを描いた武田一義さんのマンガが原作の劇場版アニメ「ペリリュー -楽園のゲルニカ-」の入場者プレゼントとして、武田さんが描き下ろし…
アニメ化もされた「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」で知られる暁佳奈さんのライトノベルが原作のテレビアニメ「春夏秋冬代行者 春の舞」が2026年春に放送されることが分かった。「チ…
2025年12月22日 20:00時点
※TVer内の画面表示と異なる場合があります。