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アニメ質問状:「シャーロット」 麻枝准のシナリオに苦戦

アニメ
アニメ「シャーロット」のワンシーン (C)VisualArt’s/Key/Charlotte Project

 話題のアニメの魅力をクリエーターに聞く「アニメ質問状」。今回は、不完全な超能力者たちの戦いを描いたオリジナルアニメ「シャーロット」です。P.A.WORKSの辻充仁プロデューサーに作品の魅力を語ってもらいました。

--作品の概要と魅力は?

 思春期の少年少女のごく一部に発症する特殊能力が存在する世界。主人公の乙坂有宇は相手に5秒間だけ乗り移れるという能力をいたずらに使い、学園生活を悠々自適に送っていました。そこに突如現れる少女・友利奈緒。彼女もまた能力者なんです。彼女との(イタい)出会いをきっかけに、さまざまな事件に巻き込まれていく有宇。能力者がたどる運命にあらがいながら、青春を駆け巡る能力者たちの物語です。

 「シャーロット」の魅力は、超個性的なキャラクター(能力者)たちの掛け合い、展開が全く読めないハイテンポ・ハイテンションなオリジナルのストーリーです。 笑いや泣きだったり、音楽の気持ちよさだったりと盛りだくさんです。

--アニメにするときに心がけたことは?

 (原作・脚本を手掛けた)麻枝准さんのシナリオを忠実に映像に落としこむことがマストです(笑い)。あとは能力者モノの作品があふれる中で、どう他の作品と映像面で差別化できるかを浅井義之監督を中心に考えました。能力自体がよく見る設定(タイムリープや発火や瞬間移動など)で、更にお話の内容がてんこ盛りで必要以上にテンポ(展開)が早いため、できるだけ能力者の印象が残るような演出を心がけています。作品を見終わった後に「そういえばあいつの能力ってなんだっけ?」みたいなことにならないよう、特に能力発動時の芝居やエフェクトにはこだわっています。

--タイトル名の意味は?

 作中に出てくる「シャーロット彗星」から取っています。この彗星の粒子が人間に振りかかることで、思春期に能力が発症する原因になっています。何故能力者が生まれたのかの元がシャーロット彗星なんです。ですので、キャラクターとしてシャーロットちゃんが登場することはありません(笑い)。

--作品を作るうえでうれしかったこと、逆に大変だったことは?

 うれしかったことは、以前大阪でニコ生のイベントに出させていただいた時の楽屋で、麻枝さんに自分が何をやっているのか知ってもらうことができたことでしょうか(笑い)。アニメ「Angel Beats!」からのお付き合いですが、あまり麻枝さんと接点がなく、会話もほとんどなかったんです。なので楽屋で聞いてみたんです。「何をやってるスタッフか分かりますか?」って(笑い)。

 大変なことは、その膨大なシナリオ量を1本の映像にまとめる(詰め込む)ことです。特にせりふの量ですね。麻枝さんが書かれるシナリオは多く、更に削り辛い。どのせりふにもしっかりとした意味や意図があるからです。それを決められた尺に収めることが一番大変でした。あとは本読みが毎週土日曜日のどちらかにアニプレックスさんの社内で行っていたことですかね。……弊社から遠いんです(笑い)。

 実はもっと激しいのがあるんですけど、書けませんので……(笑い)。

--今後のみどころを教えてください。

 第12話から最終話のどとうの展開です。能力者の運命を有宇は変えることができるのか!?

--ファンへ一言お願いします。

 この作品のテーマの一つに「変化」というものがあります。主人公のゲスでダメダメでクソな有宇が、たくさんのキャラクターたちとつながり、共に過ごすことで有宇自身が変わっていきます。「こんな奴でも変われるんだ」と見終わった後、どこか少しだけ勇気を作品から受け取っていただければ幸いです。……最後までお楽しみにっ!!

P.A.WORKSプロデューサー 辻充仁

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