野球狂の詩:10年ぶり復活 水原勇気とドカベン山田の“夢の対戦”も

対戦する「ドカベン」の山田太郎(左)と「野球狂の詩」の水原勇気(C)水島新司(週刊少年チャンピオン)
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対戦する「ドカベン」の山田太郎(左)と「野球狂の詩」の水原勇気(C)水島新司(週刊少年チャンピオン)

 1970年代を中心に人気を集めた水島新司さんの野球マンガ「野球狂の詩」が、22日発売のマンガ誌「週刊少年チャンピオン」(秋田書店)47号で、新作読み切り「野球狂の詩・特別編」として約10年ぶりに復活することが15日、分かった。同日発売の同誌46号で発表された。47号に掲載される水島さんのマンガ「ドカベン ドリームトーナメント編」では「ドカベン」シリーズの主人公・山田太郎と「野球狂の詩」の女性プロ野球投手・水原勇気の“夢の対戦”も描かれる。

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 「野球狂の詩」は、70年代に「週刊少年マガジン」(講談社)などに掲載された人気野球マンガ。プロ野球セ・リーグの架空の球団・東京メッツに所属する50歳を超えた投手・岩田鉄五郎やプロ野球で初の女性選手・水原勇気ら個性的な野球選手の活躍が描かれた。「野球狂の詩 平成編」「新・野球狂の詩」などの続編もあるほか、テレビアニメ、実写映画、テレビドラマ化もされた。

 2005~06年には「ドカベン」と「野球狂の詩」のキャラクターが対戦するコラボ企画が、出版社の枠を超えて「週刊少年チャンピオン」と「モーニング」(講談社)で連載された。今回復活する「野球狂の詩・特別編」はその時以来、約10年ぶりの新作で、水原勇気のアンダースローの誕生秘話が21ページにわたって描かれる。

 「ドカベン ドリームトーナメント編」は「ドカベン」の最終章で、12年から「週刊少年チャンピオン」で連載中。プロ野球16チームが阪神甲子園球場で一発勝負のトーナメント形式で激突する……というストーリー。現在、山田太郎ら明訓四天王が所属する東京スーパースターズと極道くんや剛球仮面らが所属する広島東洋カープが準決勝で対戦しており、水原勇気は広島の投手としてマウンドに上がる。

 「週刊少年チャンピオン」47号には、水原勇気を紹介する「選手名鑑特別版・水原勇気」が掲載されるほか、明訓四天王と水原勇気の70年代当時の原画を使用したポストカードが付録として封入される。

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