コミケ89:2日目来場者は17万人 前回の夏コミを上回る

多くの人が訪れた「コミックマーケット89」の2日目
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多くの人が訪れた「コミックマーケット89」の2日目

 東京ビッグサイト(東京都江東区)で開催されている日本最大の同人誌即売会「コミックマーケット(コミケ)89」が2日目となる30日を迎え、約17万人が来場した。昨年冬の「コミケ87」の2日目とほぼ同程度で、前回の夏の「コミケ88」の16万人を上回った。

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 コミケは、1975年に始まったマンガや小説・ゲーム・音楽などの同人誌の即売会で、現在は夏と冬の年2回開催されている。「コミケ89」の2日目は、「ファイナルファンタジー」や「モンスターハンター」などのテレビゲームを題材にした作品、同人ゲームから生まれた作品群「東方Project」などを扱う約1万1700サークルが参加した。ブラウザーゲーム「艦隊これくしょん」や「刀剣乱舞」の同人誌がある区画は特に人気で、午前10時の開幕直後から混み合い、「壁」や「シャッター前」と言われる人気サークルの前には、同人誌の購入希望者が長い列を作った。

 企業ブースでは、アニメ「おそ松さん」のグッズを扱ったブースで完売が相次いだほか、アニメ「ご注文はうさぎですか?」のグッズをそろえたNBCユニバーサルや、「ゆるゆり」の一迅社などが人気。各社の有力な商品は午後2時ごろにはほぼ完売するなど盛況だった。

 コスプレエリアでは、「艦隊これくしょん」や「ラブライブ!」「モンスターハンター」などの多彩な作品のコスプレーヤーが集結。西館北駐車場のコスプレエリアでは午後3時になっても混雑が続き、撮影のスペースを作るのも苦労するほどだった。

 初日は、今年は警察からの「非常に強い警備強化要請」を受けて、人気マンガ「黒子のバスケ」の関連団体に脅迫状が送られた2012年冬の「コミケ83」以来、3年ぶりに手荷物検査が実施され、前年冬から3万人減の約15万人が訪れた。一般ブースでは、マンガやアニメなどを扱う約1万8000サークルがそろった。「おそ松さん」の同人誌が早くも登場し、人気を博していた。また企業ブースには、初参加の「丸井グループ」や昨年冬に続き2回目の出展となるNHKなど130の企業・団体が出展。コスプレエリアと合わせて混雑した。

 最終日の31日は、自主制作ゲームソフト、美少女ゲーム、オリジナル雑貨など約1万1500のサークルが出展する予定。

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