AKB48高城亜樹：卒コンでファンに感謝　「アイドル生活の誇り」　唯一の同期、野中美郷さんも登場

　人気アイドルグループ「AKB48」の高城亜樹さんと永尾まりやさんの卒業コンサートが21日、「TOKYO DOME CITY HALL」（東京都文京区）で行われた。コンサートのアンコールで高城さんは「卒業後も応援するねとか、これから楽しみとか、そういう前向きな言葉を掛けてくれるファンの皆さんがいたから、今日、私はここに立てている」とファンに感謝。卒業後は女優を志すと明かしており、「私は皆さんが応援してくれているから、立ち止まりたくない。ずっと前を向いて挑戦し続けたい。私を受け入れてくれて、今日こうして集まってくれる皆さん、そんな皆さんが大好きです。そして、私のアイドル生活の誇りです。これから前を見据えて自分の道を進みたい」と決意を語っていた。

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　この日のコンサートは、永尾さんと高城さんが交互に出演し、高城さんのコーナーでは、親交が深い北原里英さんや大家志津香さんが登場し、楽曲とともに思い出話に花を咲かせた。コンサート中盤では、高城さんと永尾さんが2人で登場。2人で「スキャンダラスに行こう」を披露し、会場に集まったたくさんのファンを盛り上げた。曲の後のMCで、北原さんは「ついにあきちゃ（高城さん）も『スキャンダラスに行こう』が歌えるときがきたね」とぽつり。戸惑う高城さんに「それだけ、大人になったってこと」とフォローし、会場の笑いを誘った。

　コンサート終盤では、唯一の同期（6期）だった野中美郷さんも登場し、2人で「向日葵」を披露。さらに、北原さんと大家さんから高城さんへ手紙が贈られた。北原さんから「本当にあきちゃがAKB48じゃなくなる日が近づいているんだなと寂しい気持ちもあります。あきちゃとは本当に同じ景色を見ていたんだなと。AKB48での私の歴史にあきちゃは不可欠。相方のようなものだと思っています。あきちゃと一緒にAKB48の活動ができなくなるのは寂しい。これからはお互いのお仕事の話しをしながらずっと親友でいたい」と思いのこもった手紙が読み上げられると、高城さんは「ありがとう」と大感激。

　北原さんの言葉に、高城さんは「私がAKB48に入ってから一番長く一緒にいたメンバーだと思う。これからは私が一歩外に出るから、つらくなったり、何かに悩んだときは私に話してね。きっと今までとは違うアドバイスができると思う。今までAKBのときは近い存在でライバルだったけど、これからは親友として、仲良くしてください」と涙ながらに語り、北原さんも涙を見せた。その後、ステージに集まったメンバーと「桜色の空の下で」を一緒に披露し、会場を感動で包んだ。

　この日は、「高城亜樹・永尾まりやさん卒業コンサート」と題された2人の合同コンサートで、それぞれ、同期や親しいメンバーが駆けつけて、2人の“ラストステージ”を盛り上げた。