アイドルグループ「HKT48」の指原莉乃さんが初監督を務めたドキュメンタリー映画「尾崎支配人が泣いた夜 DOCUMENTARY of HKT48」が29日に公開される。福岡・博多を拠点に活動する同グループに密着し、グループ創立当時からの映像でこれまでの活動を振り返りつつ、指原監督によるメンバーインタビューを織り交ぜてHKT48の今と未来にスポットを当てていく。プレーイングマネジャーである指原さんならではの視点と切り込み方で、メンバーたちの知られざる本音に迫っている。同日には「道頓堀よ、泣かせてくれ! DOCUMENTARY of NMB48」も公開される。
ウナギノボリ
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2011年に48グループで国内4番目のグループとして結成されたHKT48。劇場公演を中心に活動していくメンバーたちの前に、AKB48シングル総選挙で2度の1位に輝いた指原さんが移籍してくる。その後、指原さんを中心にグループとして成長、飛躍を遂げていったがHKT48だった……という展開。
映画はグループ結成から紅白落選というグループの歴史を当時の映像を交えながら振り返っていく。指原さんが監督を務めていることもあり、他の「DOCUMENTARY of」シリーズとは異なり、よりメンバーに接近し内容が濃い。指原さんとメンバーへの個別インタビューでは、相手がグループの一員である指原さんという安心感もあってか、各メンバーの本音が驚くほど聞け、楽しめる。笑えるシーンやほほ笑ましい場面、また涙なしには見られない映像など大小さまざまなエピソードが盛り込まれており、映画後半に向けて次第に引き込まれていき、いつしかHKT48がとてもいとおしく思えてきた。随所に差し込まれる指原さんのナレーションからはグループやメンバーに対する愛情があふれ、ほっこりさせられつつ、当時の心情や考えが知ることができる。29日からTOHOシネマズ新宿(東京都新宿区)ほか全国で公開。(遠藤政樹/フリーライター)
<プロフィル>
えんどう・まさき=アニメやマンガ、音楽にゲームなど、ジャンルを問わず活動するフリーの編集者・ライター。イラストレーターやフォトショップはもちろん、インタビュー、撮影もオーケーと、どこへでも行き、なんでもこなす、吉川晃司さんをこよなく愛する自称“業界の便利屋”。
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