4人組バンド「BUMP OF CHICKEN(バンプ・オブ・チキン)」が11日、「BUMP OF CHICKEN 結成20周年記念 Special Live『20』」を幕張メッセ国際展示場9~11ホール(千葉市美浜区)で開催した。1996年2月11日に、メンバー4人がバンドコンテストに臨むために初めてステージに立った日からちょうど20年を迎え、2万5000人の観客がBUMP OF CHICKENの“成人の日”を祝福した。
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ライブでは、オープニング曲「天体観測」をはじめ、10日に発売した最新アルバム「Butterflies」のリード曲「Butterfly」、変拍子のリズムとギターの美しいアルペジオが響く「R.I.P」、ライブで演奏するのは初の「ベル」など、新旧問わず幅広いナンバーを披露。久しぶりに披露された「ロストマン」なども交え、バンドの歴史を網羅する楽曲の数々に観客は大興奮。歓声や拍手を送ったり、リズムに乗って体を弾ませていた。またMCでは、ベースの直井由文さんが「(バンドがこれまで続けてこられたのは)20年間聴いていてくれたリスナーの皆さんのお陰です」と感慨深げな表情を見せ、ボーカルの藤原基央さんも「(ライブで全然やっていなかった曲を演奏する機会を得て)幸せを感じています」としみじみと語った。
アンコールでは、アルバム「Butterflies」収録曲「Hello,world!」、バンドのテーマ曲として制作されながらも音源化されていない「BUMP OF CHICKENのテーマ」が披露され、記念すべき20年前の結成日のステージでも演奏された「DANNY」で全18曲のステージを締めくくった。レアなナンバーが満載の、まさに“プレミアム”なライブだった。
BUMP OF CHICKENは、4月から同バンド初のスタジアムツアー「BUMP OF CHICKEN STADIUM TOUR 2016 “BFLY”」を開催。ツアーファイナルは、7月16、17日の日産スタジアム(横浜市港北区)で2日間公演を予定している。(取材・文:水白京)