元プロ野球選手の石井一久さんが24日、吉本興業が東京都内で行った「違法薬物に関する緊急セミナー」に出席。セミナー後の取材では、覚せい剤所持、使用の疑いで逮捕された元プロ野球選手の清原和博容疑者について質問が集中し、石井さんは「人にはあんまり興味がないんですけれど」と言いながらも「皆さんにとってのスーパースターだった。野球界は何やってるんだ、ということになってしまうので、OBとして恥ずかしくないことはしてほしいな」と、苦言を呈した。
あなたにオススメ
来春朝ドラ「あんぱん」の“二人の妹” 朝ドラヒロインまで手が届くか
セミナーを受けた石井さんは「一番残念なのは、野球界はちょっと前から薬物などの危機管理はやっていたこと。あとは個人の危機管理を持っていなくちゃいけないんじゃないのかな」と感想を語り、「僕は自分が好きなんで、自分を大事にしようと思っています」とコメントした。清原容疑者については「声をかけていただいたり、すごく存在感のある人だった。(清原容疑者が自分にとっての)スーパースターだった人は(声をかけられて)うれしいのかなと思いますが、僕はうれしくも悲しくもなかった」と振り返った。
清原容疑者の逮捕については「自分だけじゃなくて、野球界の問題になってしまう。悔しい、悲しいもないですが、野球界は何してんだと思われるのは悔しい」と思いを明かし、「これからプロ野球を引退する人も、第二の人生の生きがいを見つけることが大事だと思います。(僕は)楽しいと言えば楽しいですね」と語っていた。
「違法薬物に関する緊急セミナー」は、吉本興業が警視庁組織犯罪対策5課と四谷警察署、大阪府刑事部薬物対策課の協力のもと、同グループの全従業員とタレントを対象に、違法薬物乱用についての危険性や社会的影響についての危険意識を高めるために開催。東京・大阪で計8回を予定しており、この日が1回目となった。初日は芸人約300人、社員約150人が参加。セミナー後の取材には石井さんのほか、お笑いコンビ「ピスタチオ」が応じた。