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秦建日子:「アンフェア」原作者が映画を初監督 三重県に「ひと目ぼれ」で町おこしにひと役

映画
三重県庁で行われた映画「KUHANA!」の製作発表記者会見に出席した秦建日子さん

 小説家で脚本家の秦建日子(はた・たけひこ)さんが、映画を初監督することになり、14日、三重県庁(津市)で行われた製作発表会見に出席した。映画は、同県桑名市を舞台に小学生のジャズバンドが奮闘する物語でタイトルは「KUHANA(クハナ)!」。秦さんは「映画で町おこしをやる以上、(地元に)縁のない方が見ても、面白く、同じ道を歩きたくなるような映画を作って初めて、外部からエネルギーが入って活性化につながる」と、地元だけで盛り上がる作品に違和感を感じていることを明かし、「地元のエネルギーで作り上げられ、全く違う町に住んでいる人にも届くような映画を、三重県から作れたら」と語った。

 秦さんは、ドラマ化、映画化された「アンフェア」の原作となった小説「推理小説」の作家で、これまでに連続ドラマ「ドラゴン桜」(TBS系)、「天体観測」(フジテレビ系)などの脚本を手がけた。映画は、桑名市に住む小学6年の西田真珠が、元ジャズプレーヤーという新任の教師と出会い、親友の瑞希らとジャズのビッグバンドを始めることになる……という物語。秦さんは脚本も手がけ、音楽家の立石一海(かずみ)さんが同作のために書き下ろした楽曲が用いられる。

 今回の映画製作について秦さんは、転勤で桑名市に住むようになった友人を通じて実現したと説明。準備には約1年をかけ、自ら地元企業へ出資などの依頼をして回ったといい、「脚本の仕事ではできない有意義な1年だった」と振り返った。

 また三重県の魅力を聞かれると「絵になる風景がたくさんあって、町を歩いているだけでいろんなシーンが浮かぶ。ひと目ぼれに近い感覚」とコメント。ともに会見に出席した立石さんは、桑名市を初めて訪れた際に「初日に曲ができて、夜、(地元の)みなさんの前で即興で披露しました」といい、「それぐらいイメージがかき立てられる、ワクワクする(場所)」と語った。

 同作は三重県と桑名市が後援。会見には、鈴木英敬・三重県知事も出席し、「情報発信は大競争時代。秦さんという大人気の方が監督をやってくれるというアドバンテージがあることは、すごくありがたいですね」と述べ、自身も本人役で出演し、映画初出演を果たすことから「いつも通りできるかな?」と心配していた。

 主人公の真珠をNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「まれ」でヒロイン津村希の少女時代を演じた松本来夢(らむ)さんが演じ、親友の瑞希を、オーディションで選ばれ、4人組アイドルグループ「東京ガールズキッズ」のメンバーとしても活動する久志本眞子さんが演じる。2人のダブル主演で、松本さんは今回が初主演となる。

 ほかに加藤清史郎さん、風間トオルさん、お笑いコンビ「キャイ~ン」のウド鈴木さん、磯山さやかさんらも出演。撮影は、16日から桑名市を中心とした三重県内で行われる予定。9月3日にイオンシネマ桑名(桑名市)などで公開され、順次、全国で公開される予定。

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