今週シネマ:15、16日公開の映画 「名探偵コナン 純黒の悪夢」「スポットライト」「映画クレヨンしんちゃん」…

「名探偵コナン 純黒の悪夢」のワンシーン (C)2016 青山剛昌/名探偵コナン製作委員会
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「名探偵コナン 純黒の悪夢」のワンシーン (C)2016 青山剛昌/名探偵コナン製作委員会

 今週公開される映画の注目作をピックアップする「今週シネマ」。15日は、第88回米アカデミー賞で作品賞と脚本賞に輝いた「スポットライト 世紀のスクープ」(トム・マッカーシー監督)が公開。16日は、人気アニメ「名探偵コナン」の劇場版第20弾「名探偵コナン 純黒の悪夢(ナイトメア)」(静野孔文監督)や人気テレビアニメ「クレヨンしんちゃん」の劇場版最新作「映画クレヨンしんちゃん 爆睡!ユメミーワールド大突撃」(高橋渉監督)が公開される。

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 「名探偵コナン 純黒の悪夢」は、コナン、黒ずくめの組織、FBI、公安ら4者の対決が描かれた作品。世界の各国で黒ずくめの組織による暗殺事件が発生する中、コナンたちはけがをして記憶喪失になっている謎の女性と出会う。女性は観覧車を見て発作を起こしてしまい、ある言葉をつぶやく……というストーリー。黒ずくめの組織との観覧車全体を使った壮大なスケールのバトルアクションは見どころの一つ。冒頭のカーチェイスもいつも以上にドキドキさせられる。ゲスト声優として女優の天海祐希さんが黒ずくめの組織の一員である“謎の女性”の声を担当しているほか、古谷徹さんと池田秀一さんという「機動戦士ガンダム」のアムロとシャアの声優2人が“胸アツ”な間柄で登場するのも話題を呼びそうだ。

 「スポットライト 世紀のスクープ」は、神父による児童への性的虐待と、それを組織ぐるみで隠ぺいしてきたカトリック教会のおぞましい関係などの暴露記事掲載に至るまでの記者たちのたゆまぬ努力を描いた作品。特集記事欄「スポットライト」のチームの4人が記者魂を発揮して真相を究明していく過程がスリリングで引き込まれる。記者たちそれぞれに光が当たり、見せ場を作ってあることも注目したい。記者を演じたマーク・ラファロさんとレイチェル・マクアダムスさんは、それぞれアカデミー賞で助演男優賞と助演女優賞にノミネートされていた。
 
 「映画クレヨンしんちゃん 爆睡!ユメミーワールド大突撃」は、24作目となる劇場版アニメ。今作は夢の中を舞台に、 仲間を必死に助けようとするしんのすけの姿などが描かれており、テンポよく繰り出される笑いや、要所要所で見せるしんのすけのカッコよさとほろりとくる展開が心地いい。アニメ脚本に初挑戦となるお笑い芸人の劇団ひとりさんが高橋監督と共同で脚本を執筆しているほか、ゲスト声優として俳優の安田顕さん、吉瀬美智子さんが出演。本人役でお笑い芸人のとにかく明るい安村さんも出演している。

 このほか、16日はイタリアの奇才と呼ばれるパオロ・ソレンティーノ監督の最新作「グランドフィナーレ」が公開される。

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