大橋巨泉さん:12日に急性呼吸不全で死去 「11PM」「クイズダービー」の司会

 「11PM」や「クイズダービー」の司会で知られる大橋巨泉(おおはし・きょせん、本名・大橋克巳=おおはし・かつみ)さんが12日、急性呼吸不全のため亡くなったことが20日、分かった。82歳だった。所属事務所がファクスで発表した。

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 大橋さんは早稲田大を中退後、放送作家などを経てタレントに転身。1966年4月から85年まで深夜番組「11PM」の司会を務める。そのほか「巨泉×前武ゲバゲバ90分!」「世界まるごとHOWマッチ」「クイズダービー」など人気番組の司会者として活躍。90年には「セミリタイア宣言」し、カナダ、オーストラリア、ニュージーランドなどで過ごす。前妻との間に娘が2人おり、共にジャズシンガーとして活動している。

 05年に胃がん、13年に中咽頭(いんとう)がんの手術を受けるなど闘病を続けていた。「週刊現代」の連載は自らの申し出で6月27日発売号で最終回を迎えた。

 葬儀はすでに近親者のみで行われており、後日、お別れの会が開かれる予定。

 テレビ朝日では20日放送の「徹子の部屋」を追悼特集として今年2月に大橋さんと7日に亡くなった永六輔さんがゲスト出演した回を再放送。大橋さんは昨年11月に実娘でジャズシンガーの豊田チカさんと同番組に出演し、手術からの“生還”を報告していた。

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