歌手で俳優の吉川晃司さんが、水球日本代表(ポセイドンジャパン)の公式応援ソングを担当したことが28日、明らかになった。NHKの音楽番組「SONGS」に出演した際、番組の企画の一環として、リオデジャネイロ五輪の出場を控える水球日本男子代表を訪問し、監督や選手たちからオファーを受け、応援ソングの「Over The Rainbow」を書き下ろした。
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吉川さんは、広島県の修道中学校で水球部に入部し、修道高校時代には、世界ジュニア水球選手権大会の日本代表となった。また2年連続で全日本高校最優秀選手にも選ばれるほどの腕前。楽曲は全国ツアーの合間を縫って作業が行われ、「自分の作った楽曲で、彼らに元気を届けられなかったら音楽をつかさどるものとして失格だと思っています」といい、「選手たちには、好きなように。楽しんで。余計なプレッシャーになんか負けないで。やりたいように戦ってほしいと思います」とコメントしている。
さらに、「応援歌ですから気持ちを高揚させていく、盛り上げていく感じの曲調でないといけないけれど、暑苦しくない曲にもしなくてはならない。格闘技系の球技でありながら汗くさくない。泥くさくない。水球って美しい競技だと思うんです」と話し、「そんな水球の粋な美しさを歌詞に反映させようと思いました。『Rainbow=虹』という言葉を使ったのは、そんなイメージを、水と関わりのあるものに例えたいと思いました」とメッセージを寄せている。水球日本代表の大本洋嗣監督は「チームとして(歌を)聴いてまた一つ結束力が強まったなと感じています」とコメントしている。
28日放送の「SONGS」(午後10時50分から放送)では、吉川さんが同曲をレコーディングする姿を紹介する。公式YouTubeでも動画を公開する予定。また、ツアー最終公演にあたる8月27、28日に東京体育館で行われるライブでこの楽曲を生披露することも決定した。