KARAのヨンジさんが2日、東京・品川ステラボールでファンミーティング「YOUNGJI FAN MEETING 2016~Nice to see U~」(2部制)を開催した。現在は1人で活動するヨンジさんに来日した際、KARAへの思いや今後について、また美容や健康、ファッションなどプライベートについて聞いた。
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――KARAのオーディションに合格した瞬間、デビューした時の思いは?
2014年の7月1日、KARAの公開オーディションで合格が決まりました。公開オーディション番組の最終回で、合格が発表になったんです。発表が決まって、そのままレコーディングに直行しました。すぐにアルバムの収録に入ったんですよ。本当に合格して号泣したその足で。
――そもそもKARAのオーディションを受けようと思った理由は?
もともと今の所属事務所(DSPmedia)の練習生だったんです。練習生をしたあと、KARAのメンバーを選抜する公開オーディションがある、というので「やってみたい」と強い意志を持ったことがきっかけです。
――なぜ、自分は夢がかなったと思いますか。
本当に想像もできなかったんです。ただ、私はとにかく前だけを向いて、一生懸命にやりました。やりたい、という意思を持つ。他のことは考えない。そういうことだったと思います。
――KARAに選ばれる以前、ヨンジさんにとってKARAとはどんな存在でしたか。
私が初めてガールズグループのコンサートに行ったのが、韓国でのKARAの公演だったんです。今の事務所に練習生として来る前のことです。そこでも練習生として、同じ練習生の仲間と見に行きました。当時の会社から課題として「感想文を書いて提出」といわれました。一緒に行ったメンバーが共通して書いたことがあったんです。「あまりにもすてきだった。いつか、必ずステージでお会いしたい」ということでした。そんな(KARAに憧れていた一人だった)私がKARAの一員となれました。とてつもないことです。
――ステージの上では緊張するのではないかと思います。その対処法は?
とにかく自信が生まれるまで、反復して練習することです。無条件に自信が生まれるまで続ける。前提として、自分がまだまだ足りていないと自覚する。だからこそひたすらやること。そう考えています。
――歌とダンス、特に自分に足りていないと思う点はありますか?
やっぱり歌手なので、歌の練習は欠かしてはいけないと思っています。一方で「踊りながら歌う」ということにもこだわりたい。それは本当に大変なことだと理解しています。
――ヨンジさんの家族は、芸能活動をどのようにサポートしてくれていますか。
私自身、このことを話すだけでもうれしくなります。私たち家族は、ネット上に家族同士だけで話をするチャッティングルームを作っています。本当に一日も欠かすことなく、毎朝、父も母も「(ヨンジさんと姉に向けて)娘たち、2人とも頑張って」とメッセージを送ってくれます。私は忙しくてどうしても返事が返せない時があるんですが、それでも変わりなく毎日連絡をくれるんです。メッセージをくれること自体が、私にとって励ましになっているということを知っているのです。本当に最高の家族です。
――オーディションに受かった際の家族の反応は?
家族は、すごく泣いてくれました。その瞬間は実際のところ両親の姿は見えなかったんですが、後で姉に聞いたら両親ともに泣いていたということです。
――KARAに対する愛着は?
これは明らかな事実だと思うし、常に思うことなんですが、「KARAのメンバーでなかったら、こんなに多くの機会、経験は得られなかっただろう」ということ。そういった初心は常に忘れないようにしています。同時にKARAとしての自負も忘れません。
――KARAでの活動を通じて、どういった点が成長したと思いますか。
デビュー当初から「新人なのに、新人じゃないようなポジションにいる」ということをいわれてきました。だからこそ私自身は早く成長しよう、という意識を持ち続けています。素晴らしい先輩たちとの活動を通じ、他の新人だったらもっと遅くに知っていただろうことを、早く知ることができた。そして不足している点に早く対処できたと思うんです。
――プライベート、休日の過ごし方は?
仕事のない日も、アクティブに過ごそうとする傾向がありますね。今の季節、家でじっとしていると「太陽を浴びたいな」と思うんですよ。外に出よう、と。そして歩くことが好きなので、外出時には歩くことも考えます。エスカレーター、エレベーターよりも階段を使おうとしますし。日常生活の中で少しずつ運動をやっていこうと考えるんです。
――今、気になるファッション、ファッションアイテムは?
最近は、オフショルダーが気になりますね。韓国でもはやっているんです。首も長く見えるので、私も最近よく着ています。女性がこれまで自分を魅力的に見せたいと考えたら、脚のラインを見せていく傾向があったと思います。夏といえば、短めのパンツですね。韓国では、これに肩から首のラインをどう見せるかということも並行して考えていると思います。
――夏の美容法といえば?
スキンケアでは、水分クリーム、パックをよく使っていますね。夜、寝る前には特に。クリームは「塗りすぎない」ということを考えています。塗りすぎると残っている水分とともに、皮膚が水分を吸収しきれなくなるという話を聞いたことがあって。だからクリームは手に付けたあと、ポンポンと顔につけるくらいにします。そういうふうに水分クリームを適量塗ってから寝るようにしますね。
――美肌ですが、日焼けには特に気を使ったりしていますか。
もともと日焼けしない、というのもありますね。少しは赤くなるんですが、それでもすぐに白く戻ります。むしろ、あまり気を使いすぎたら、よくないんじゃないかとも思っています。これまでやっていなかったことを急にやり始めたら、皮膚も驚くんじゃないかと。
――スタイルの維持のために運動や食事で気をつけていることは?
最近は少し忙しくて、運動を思ったようにできないという状況です。そこで一つ、忙しくて緊張した状態の中で、あえてタイトな服を着てみるという方法をとっています。もしかしたら生活の中で緊張感を高めすぎてしまい、よくない部分もあるかもしれませんが。さらに忙しい日々の中では落ち着いて「体にいい食事を選んでとる」ことができなくなります。外食やお弁当になることも多い。そういった時には「多くの品目を少しずつ食べる」ということを考えますね。あるいは食事の回数を増やして、少しずつ食べたり。そうしながらも、やっぱり「日常の中でマメに動いて運動する」ということは意識しています。
――近況を教えてください。
最近はドラマに出演し、新しい経験をしました。ここからもいろんな計画があります。どんどん動いて、どんどん新しい姿をお見せしたいです。
――ドラマではどんな役割を?
「また、オ・ヘヨン」というドラマなんですが、そこで「爽やかでいながら、堂々とした、破格的な21歳」の女性を演じました。彼氏が12歳年上なんですが、態度上では決してひるむことなく、それでいて彼女がカッコいいところは、相手には尽くす時には尽くすということです。そういうところは決して幼くはなく、しっかりと芯を持っています。
――日本で行ってみたい場所は?
いろいろと行ってみたいところはあるのですが……。今、パッとは思い出せないですね。日本の小さな路地裏がとてもきれいで、本当に好きなんです。あっ、私にとっては原宿も天国ですね。可愛らしいものが本当に好きなので。アクセサリーや靴、雑貨……原宿には可愛いものが本当にたくさんありますからね。
――日本のファンにメッセージを。
日本のファンの皆様の前で、初めて一人でのファンミーティングができました。とにかく早くお会いしたいという気持ちが強かったんです。韓国と日本、確かに距離はあるけれど、そばにいるんだと思ってやってきました。ずっと待ってくださっていたファンの皆様のために、今後もより一層いい姿をお見せできるよう、努力を続けます。もっと応援していただけるよう、もっと愛していただけるよう、お願いいたします。
*……ヨンジさんは2日、東京・品川でファンミーティングを行った。日本での楽曲の「オリオン」「バイバイハッピーデイズ」をソロで歌ったほか、ゲスト出演した同事務所の後輩グループAprilとともに韓国での名曲「Honey」や日本でのヒット曲「ジェットコースターラブ」を披露。公演では共に活動してきたギュリさんとスンヨンからの激励メッセージ動画も流された。
<プロフィル>
ホ・ヨンジ 1994年8月30日生まれ。身長166センチ、体重49キロ。2014年7月までMBC MUSICチャンネルで放送されていたアイドル番組「BABY KARA」で1位となり、KARAに加入。