谷ゆき子の世界:滝行にトラの襲撃……“超展開”のバレエマンガが復活

「超展開バレエマンガ 谷ゆき子の世界」の表紙
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「超展開バレエマンガ 谷ゆき子の世界」の表紙

 1960、70年代を中心に学年誌「小学一年生」(小学館)などで活躍したマンガ家の谷ゆき子さんの魅力に迫る書籍「超展開バレエマンガ 谷ゆき子の世界」(立東舎)が25日に発売される。

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 谷さんは「小学一年生」など学年誌で1960年代後半から約10年にわたってバレエマンガのシリーズを描いた。「白鳥の星」「バレエ星」「さよなら星」などが一度もコミックスになったことがないことから“幻のマンガ家”などとも呼ばれている。バレエマンガだが、滝に打たれて“修行”したり、トラやヘビが突然襲ってきたり、ボートに乗れば底に穴が開くなど“超展開”のマンガを発表してきた。

 書籍では「バレエ星」(1969年)が掲載されるほか、花村えい子さん、里中満智子さん、高橋真琴さん、谷さんの家族のインタビューも交えながら、谷さんの魅力、軌跡に迫る。マンガ家の東村アキコさんも「子どものころにバレエを習いたかったけど、獅子舞を習わされた私にとって、憧れの先生です」とコメントを寄せている。

 「超展開バレエマンガ 谷ゆき子の世界」はA5判160ページ。価格は1728円。

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