人気ロックバンド「X JAPAN」のリーダーのYOSHIKIさんが手掛ける着物ブランド「YOSHIKIMONO」のファッションショーが17日、東京都内で行われた。YOSHIKIさんのピアノ演奏に合わせて、モデルたちがランウエーに登場し、演奏とコラボしたショーを展開。さらに、ドラムセットが置かれたステージを移動したYOSHIKIさんは、“雨が降る”演出の中、ずぶ濡れになりながらドラムをたたき、ファッションショーを盛り上げた。
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この日のイベントは「Amazon Fashion Week TOKYO 2017 春夏 YOSHIKIMONO COLLECTION 2017」と題され、約1時間20分遅れでスタート。YOSHIKIMONOの新作コレクションが発表された。イベント後の会見に登場したYOSHIKIさんは、「あくまでも僕らは“BGM”で着物がメイン。今日のピアノは即興演奏です。その場で作曲しながら弾いていた。ドラムもほぼ即興。あくまでも着物が主役なので、それをいかに引き立てるかという音楽にした」とショーを振り返り、“ずぶ濡れ”パフォーマンスについては、「“水物”は嫌いじゃないので、普段ステージの上は暑いので、意外に気持ちよかった。涼しくて。(でも)あんなにいっぱい降ってくるとは思わなかった」と苦笑いで語った。
同ブランドは、「元々呉服屋の息子でずっと着物を見てきた」というYOSHIKIさんが“伝統と革新の融合”をテーマに立ち上げたもの。「着物の業界は今の時代縮小してきている。どうやって今の人たちに着物に興味を持ってもらうか。僕の手法は賛否両論あると思うけど、興味を持ってもらうという意味ではいいんじゃないかな。昨年も(ショーを)やっていろんな意見をいただいたけど、海外の方からはすごく絶賛された。やっていることは間違っていないんだって(思った)」と語り、「ロサンゼルスに住んで20年近くたつけど、海外にいると日本の文化の大切さが見えてくる。着物の文化も広めていければ」と語った。