タレントの山田花子さんが、吉本新喜劇と、大阪を代表する楽団の一つ「日本センチュリー交響楽団」が共同制作し、4月3日に中日劇場(名古屋市中区)で上演される舞台「オーケストラ新喜劇」に出演する。約10年続けているというトランペット演奏も同舞台で披露する山田さんと、共演する金原(きんばら)早苗さんに話を聞いた。
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おなじみのギャグとオーケストラの生演奏を“融合”させ、2016年3月になんばグランド花月(大阪市中央区)で初演された。演者はオーケストラをバックに芝居をし、オーケストラは演者が舞台に登場する際の音楽や、ギャグに使われる音、BGMなどを生演奏する。楽器で“ボケる”こともある。新鮮でありながら、新喜劇らしいおなじみのドタバタ劇が見られると好評だ。同年11月に日本センチュリー交響楽団のお膝元、大阪府豊中市でも上演され、今回が3回目の上演となる。
1部で日本センチュリー交響楽団がクラシックの名曲や、吉本新喜劇のテーマ曲などを演奏し、2部でオーケストラ新喜劇を上演する。川畑泰史さん、松浦真也さん、チャーリー浜さんら、おなじみの新喜劇メンバーが出演する予定。4月3日午後4時半開演。チケットはA席6500円、B席4500円。
豊中公演に続き2度目の出演となる山田さんは、オーケストラ新喜劇の魅力を「想像もしなかったコラボ。今までになかったし、(曲を)生で流すのはぜいたく」と語る。トランペット演奏についても「なんでも10年やったら一人前」と自信を見せ、既に本番に向けて練習中だ。前回は「アメイジング・グレイス」を演奏した。今回は「曲を変えてみようかな」と意欲を見せる。
「結婚して初めての高い買い物が楽器。35万円もするやつを買った」という山田さん。トランペット奏者の夫福島正紀さんに教えてもらうこともあるといい、「(夫の指導は)厳しいです。ずっと基本ばっかりやらされます」と照れた様子で明かした。
初演から3度目の出演になる金原さんはトロンボーンを演奏する。中学、高校で吹奏楽部に所属し、現在は吉本新喜劇の中で楽器演奏のできるメンバーで作る音楽隊「ほんわかぱっぱ隊」にも所属。オーケストラ新喜劇での演奏は「オーケストラの人がうますぎるので、前で吹くのがおこがましくて恥ずかしいです」と話す。
それを聞いた山田さんも「『へたなのに、よく舞台で吹けるなあ』って思われていそうで恥ずかしい……」と一転、弱気な様子を見せ、金原さんに「二人ともすごいネガティブ発言!」と突っ込まれていた。
山田さんは「この日しか見られないのでぜひ生で見てほしい」と舞台をアピール。金原さんも「ぜひ新喜劇を好きになっていただいて、大阪まで足を運んでいただきたいと思います!」と呼びかけた。