ドラゴンクエスト11:堀井雄二「30年の思いが全部詰まっている」 JOYと本田翼は“ドラクエ愛”全開

「ドラゴンクエスト11 過ぎ去りし時を求めて」の会見に登場した本田翼さん(左)と堀井雄二さん
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「ドラゴンクエスト11 過ぎ去りし時を求めて」の会見に登場した本田翼さん(左)と堀井雄二さん

 スクウェア・エニックスの人気ゲーム「ドラゴンクエスト」シリーズの最新作で、シリーズ30周年記念作品となる「ドラゴンクエスト11 過ぎ去りし時を求めて」(PS4、3DS)の発表会が11日、東京都内で開かれ、発売日が7月29日、価格はPS4版が8980円、3DS版が5980円(ともに税抜き)と発表された。「ドラゴンクエスト」シリーズの生みの親の堀井雄二さんは「(初代ドラゴンクエストを)30年前に作ったとき、30年後に盛大な発表会ができるとは思わなかった。(最新作の『11』は)30年の思いが全部詰まっています」とアピールした。

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 会見には、堀井さんのほかに、「ドラゴンクエスト」ファンというJOYさんと本田翼さんも出席。本田さんは、完成間近というソフトを実際に操作して、村のあちこちを駆け巡ったり、宝箱を開けたりしていた。また火山のフィールドや、戦闘シーンなども体験。本田さんは、「10」の金策アイテムの「かぜきりのはね」を手に入れると「売らなきゃ」と口にしてマニアぶりを明かしたほか、JOYさんも「『ガンガンいこうぜ(戦闘時のAI指示)』は、まずいんじゃないですか?」とファンならではのコメントを連発。“ドラクエ愛”を全開にしていた。

 スクウェア・エニックスの三宅有・エグゼクティブプロデューサーは、「11」の発売時期について「シリーズの30周年となる(今年)5月の発売を目指していましたが、(ゲームの)最終的なクオリティーアップのために2カ月が必要。堀井さんと相談して、そう判断させていただきました。今しばらくお待ちしていただければ幸いです」と頭を下げながら、ゲームの出来に自信を見せていた。

 「ドラゴンクエスト」シリーズは、ゲームクリエーターの堀井雄二さんがゲーム設計とシナリオ、「ドラゴンボール」などを生み出したマンガ家の鳥山明さんがキャラクターデザイン、作曲家のすぎやまこういちさんが音楽を担当している人気RPG。「ドラクエ」の愛称で親しまれており、1980年代後半には、ソフトを購入するために会社や学校を休み、販売店の前に長蛇の列を作るなどの社会現象となった。

 最新作の「11」は、美しいCGが売りのPS4版とファミコン時代から受け継がれるデフォルメ指向の3DS版というタイプの異なる2種類を発売する。どちらのハードで遊んでも同じストーリーが遊べる。

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